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無敵のソクラテス

無敵のソクラテス

無敵のソクラテス

作家
池田晶子
わたくし、つまりNobody
出版社
新潮社
発売日
2010-01-30
ISBN
9784104001101
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無敵のソクラテス / 感想・レビュー

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らい

一項目ずつ読んでいくのがもったいなくなるような、寂しくなるような気分だった。どこかで真理の一点を押さえてしまえば他の一切の事象を包摂できるとおもう、その真理のようなものを探しているって言ってたけどまさにそんな感じだった。それにしても真っ向勝負だなあ笑

2020/01/07

yogi

無敵のソクラテスを読み私はまたまた胸の中に何かを飼ってしまった気がするが私はまた無敵にちかづきたくもないが無敵に近づいた気になりゲンナリすることもなく寧ろ喜ばしい限りにいきり勃つ物抑え慎ましやかに自分を奮い立たせる自分を抑えたり無敵になったりの制御方法も少し身につけたのではないか感謝です。池田晶子さんありがとうございます。

2015/03/04

Kano Ts

何かつかめそうな気がするけど、その「何か」との間には依然として距離を感じる。そんな気分になりました。そこを少しでも埋めるのが考えるって事なんだろうなと。書こうと思えばこの本の4分の1くらいのページ数で書けるんだろうけど、僕含めたほとんどの人には正しく伝わらないんでしょう。それが言葉というツールで頭の中の正確に言語化できない考えを伝えることの難しさなんだろうなと。次はプラトンの「国家」を読んでみようかな。上下巻あって結構分厚いから尻込みしてるけど…。

2024/01/15

遊々亭おさる

哲学は人様のお役に立つ学問なんだろうか?宗教と哲学ではどちらが救いになるのだろうか?そんな、せんない興味から読んでみたのが、過去に出版されたソクラテスシリーズを一冊に纏めた本書です。大雑把に纏めると、哲学とは『物事の本質を見極める』ための学問ということでよろしいのでしょうか。無知蒙昧の徒である僕は、世の中分からないことだらけ、分からないから考えるという当たり前のことをしなさいというのが哲学の意味でしょうか。善く生きるためには、偉人の言葉を盲信するのではなく、自分の頭と言葉で考え抜くことが必要なのでしょう。

2013/09/13

ジョンノレン

意識や思索の本源を掘り下げ切った視点から、諸々の属性や人物から繰り出される、様々なそれらしい見解を見事に分解し矛盾を浮き彫りにしていく。目から鱗の連続。 対話形式である事に加え、そもそもの女史の簡潔で滑らかな文章のお陰で、本来なら至極難解な事柄もすんなり入ってくる。で、「脳」と特定したら叱られそうだが、結構濃密なブレインストーミング感が残る。また緩衝材としてのクサンチッぺの存在もケッサクで笑え、何故かホッとする。 やはり女史は天才だ。

2022/02/17

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