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草薙の剣

草薙の剣

草薙の剣

作家
橋本治
出版社
新潮社
発売日
2018-03-30
ISBN
9784104061150
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あらすじ

62歳から12歳まで、10歳ずつ年の違う6人の男たちを主人公に、その父母や祖父母まで遡るそれぞれの人生を描いて、敗戦、高度経済成長、オイルショック、昭和の終焉、バブル崩壊、二つの大震災を生きた日本人の軌跡を辿る。戦後日本の行き着いた先である現代のありようを根底から問い直す、畢生の長篇小説。作家デビュー40周年記念作品。

草薙の剣 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

世代が違う6人の男たちの人生。それぞれの親やそのまた親まで遡りながらなので、途中まで多少混乱したまま読み進む。連れ合いとの関係も加わり、また、どこかで人生が重なっていたり・・時代背景もしっかりあって『多くの日本人の普通』を描くと多分こうであっただろうと。当たり前にそこに生きてきた人生がしっくりくるのだ。何も変わったことは無い。けれど、たしかに「あゝ、そうだった。」と思わせてくれる。ー本当にごく普通のリアルな日本人の心の100年は嘘じゃないー

2018/05/04

starbro

橋本治は、学生時代からずっと読み続けている作家です。著者の作家40周年記念作品、タイトルから歴史小説かと思って読み始めましたが、全く異なり、戦後ノスタルジー市井の人々の物語でした。但し、本書は橋本治らしさが全く感じられず、橋本治も老いた感じがします。

2018/04/18

KAZOO

物語なのでしょうがどちらかというと昭和の時代を主人公たちを狂言回しにして振りかえっているのではないかと感じました。物語の主人公たちは数人いるのですが、私はどちらかというとそこの出来事が印象に残って自分がこの小説の中にいるような感じを受けました。私にとっては印象に残ります。

2018/09/14

fwhd8325

これは、私の物語なのかもしれない。次々に語られる出来事は、確かにそこに私もいた。だからなんだではなく、そこにいたことがこの物語のポイントでもあると思う。そこにいた私は、彼らと同じように感じたこともあるが、その出来事の中には忘れ去ってしまったものもあることに自分が情けなくもある。そして、それが今の日本の姿でもある。不思議な想いがぐるぐる回っている。

2018/08/05

えむ女

10代から60代まで10歳づつ違う6人の男性が生きてきた様子を祖父母の代まで遡りながら、昭和から平成の時代の出来事と世相を絡ませながら書いてある。親子の会話のなさと、結婚生活の困難さが際立ったけど、誰もに悪意はなく、その時一億人いる国民の平均値なのか。途中ややこしくなったけど、人物を自分や兄弟、家族に当てはめながら読んだ。「いつのまにかこんな年齢になったんだ」とつくづく思わせる本だった。

2018/04/27

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