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彰義隊遺聞

彰義隊遺聞

彰義隊遺聞

作家
森まゆみ
出版社
新潮社
発売日
2004-11-25
ISBN
9784104100033
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彰義隊遺聞 / 感想・レビュー

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jdrtn640

杉浦日向子『合葬』より。文庫本のほうは418ページとなってるので、加筆されてるかもしれない。

2015/10/24

星落秋風五丈原

応四(1868)年、江戸無血開城と徳川慶喜の処遇に不満を抱く旧幕臣たちによって結成された彰義隊は、武力討伐を狙う大村益次郎の指揮下、官軍による一日足らずの上野総攻撃で壊滅させられた。彼らは、本当に「烏合の衆」だったのか?町に残る「伝説」から、4ヶ月で消えた幻の戦闘集団の実像に迫る。

2005/01/17

めっちー

徳川家を守護する為に結成した彰義隊を幕末から追って書いている本。著者が地元に子供の頃から住んでいただけに詳しく取材をしていて、多数の関係者から聞き取りをしている。著者は官軍に対して批判的であるが、元々彰義隊にも好意的ではなかったのは意外である。地元の人々も彰義隊に好意的な人が多いが、当然そうではない人もいる。首謀者の天野八郎は想像するような野蛮な人間ではなく、幕臣の養子になった位教養があったのは凄い。渋沢栄一の養子や従兄弟が彰義隊だったのは驚き。彰義隊について知るには恰好の一冊で、内容は驚きの連続だった。

2022/10/11

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