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もう一杯だけ飲んで帰ろう。

もう一杯だけ飲んで帰ろう。

もう一杯だけ飲んで帰ろう。

作家
角田光代
河野丈洋
出版社
新潮社
発売日
2017-11-30
ISBN
9784104346073
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「もう一杯だけ飲んで帰ろう。」のおすすめレビュー

今日はどこで誰と飲む?酒好き夫婦、角田光代・河野丈洋の酒場にまつわるエッセイ集

『もう一杯だけ、飲んで帰ろう。』(角田光代・河野丈洋/新潮社)  お酒ってなんであんなに良いんでしょう。お酒自体が素晴らしいものであるのは言うまでもないんでしょうけど、酒場で飲む一杯ってのもまた至高の時間です。家の近所で引っ掛ける仕事後の一杯の解放感や、旅先でちょいと暖簾をくぐった先の一杯に詰まったワクワク感。上手くいかなかった日の慰めの一杯は、マスターが優しくそっと出してくれる。自分へのご褒美の一杯は、大将の労いの言葉とともに。そして酒場と言ったらやはり、誰と一緒に飲むかは重要ですね。一人酒場はとても素敵な時間だし、親友と語り合いながらの一杯は時として一生心に残る味となるでしょう。それから雑多な居酒屋で恋人と二人しっぽりと飲むなんてのも最高に“エモーショナル”です。

 そろそろ本気で酒場に行きたくなってきてしまったので本題に入ることにしますが、勿論酒場にまつわる本のご紹介です。『もう一杯だけ、飲んで帰ろう。』(角田光代・河野丈洋/新潮社)は、作家と音楽家の夫婦が酒場を語らうエッセイ。これがまた実に良いんです…。本書の中身は雑誌『古典酒場』と『…

2017/12/21

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もう一杯だけ飲んで帰ろう。 / 感想・レビュー

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starbro

角田光代は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。河野丈洋は、初読です。著者夫婦が、同じ店に行って夫々が別々にエッセイを書くという趣向でした。やはり角田光代の文章の方が巧いですが、河野丈洋も味わいがあります。残念なのは首都圏に住み働いているにも関わらず、紹介されているどの店にも行ったことがないことです。中央線沿線はエリア外です。何時か香港の滬江大飯店に行って絶品の上海蟹と『蟹肉と蟹味噌のもち米蒸し』を食べてみたいなぁ!

2018/01/13

いつでも母さん

正直に言ってもいいですか?この本は反則です!これまでの人生で太ったという事が無いと言う夫・河野さんに一人突っ込みをしておりました私。このご夫婦、多忙やら、出不精やらで近場に侵出すると言うらしいですが、この語りと写真(カラーでないのが残念)呑みたくなる・食べたくなる・行きたくなるではないですか!ハイハイ、二人で愉しくお腹も満たされて、仕事にもなって、これ以上の幸せはないでしょうよ!と、やさぐれる読書になった次第。

2018/01/18

のぶ

角田光代、河野丈洋夫妻が居酒屋や、お酒の楽しめる飲食店について綴ったもので、同じ店をそれぞれの視点で書いている本。いろんな店が出てくるのでエッセイと言うよりも、店のガイドブックという感じの方が強い印象があった。夫婦の共著と言っても、対談とかの接点はなく自分の感じた事を書いているちょっと変わった構成が面白い。なので、同じ事が続けて登場することもあれば、個人のそれぞれ感じた事が載っているものもある。これらの店に実際に訪れることはないと思うが、敷居の高くない店を集めてくれたのは良かったし、料理もおいしそうだ。

2018/03/19

aoringo

角田光代さんとご主人の河野丈洋さんの食エッセイ。一つのお店を夫婦それぞれの視点から語られる。全部で38店も紹介されていて、どれも本当に美味しそうだった。角田さんは肉派、河野さんは野菜、魚派でお二人とも食の好みは正反対なのに同じものを食べて美味しいと思える夫婦の不思議。味はもちろんお酒や食事の時間を大事にされているのが伝わってきた。しかし、二人とも食べる食べる!飲む飲む!太らないのかなぁ。うらやましい限りです。

2019/03/09

ドナルド@灯れ松明の火

酒好きな夫婦の、一緒に飲んだお店に関する夫婦それぞれのエッセイ集。お二人の自宅に近い中央線沿線の店が圧倒的に多く、行こうと思ってもやや遠いのでちょっとためらってしまう。ミュージシャンである旦那さんのエッセイもなかなか面白い。 お薦め

2018/01/10

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