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住宅読本

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作家
中村好文
出版社
新潮社
発売日
2004-06-23
ISBN
9784104350032
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住宅読本 / 感想・レビュー

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YM

中村好文さんは、僕が好きな建築家の1人。好文さんが設計した住宅の特徴は、奇をてらったデザインではなく、機能に裏付けされ、肩肘張らずに住み心地の良い家であること。それは写真を見るだけでもよく分かります。日本の風土にあった、光と風を十分に感じられる家。住めば住むほど馴染んでくる家は、現代のハイブリッドな住宅とは反対を向いているかもしれません。それでも僕はやっぱり、好文さんの考えに共感し、住まい手と一緒に考えながら居心地の良い家を作っていきたいと思うのです。

2014/12/22

まさこ

久々にゆっくりと。そうか、あの名作もあの家も、ひとりのための住まいだったんだ。小さくて、手ざわりのいい、居心地…着心地のいい家をつくりたい。ヒヤシンスハウスは模型でもやっぱり全てが詩的。戸袋も樋も家具も。ケーススタディハウスはいつまでも古びないですね。北入り両翼のプランが前川邸と似て見えます。床の間スペースはやっぱりこまめに拭いてあげたい。

2020/04/15

RYOyan

床の間的なもの存在が季節感を高めて生活に彩りを与える。家とそこに住人が加わってインテリアとなり、建築としての価値が生まれる。良い住宅について考え直してみたい。

2018/01/31

ともこ

写真も文も美しく、どのページからも中村好文さんの人柄が感じられる。納得!賛成!同感!の内容ばかりだが、lightingを「照明」でなく「灯置」(トーチ)と訳したら、白々と寒々しい蛍光灯が日本の住宅に普及しなかったのでは、という文が印象に残る。各章末のメモがまたいい。その中でも、特に気に入っているのが「居心地」の文だが、いつもそばに置いて開きたくなる「居心地」のよい本だった。階段上部の1畳の読書室、私もほしい!

2018/06/12

せんとえん

写真とイラストとやわらかな文章に、あれこれと想像を巡らせる心地いい時間でした。建築家の著者の住宅への思いにふれることができてよかった。写真も見惚れました。著者が考える台所は「美しく散乱する台所」。 “散らかす事を気にせず、笑顔と鼻歌まじりで愉しく料理を作る場所”であると。なるほどなぁ。油汚れや吹きこぼしに心を痛めるのではなくて、考え方ひとつで自分の居心地いい空間にして行けそう。隠れ家的な1畳の読書室が羨ましい。わが家にもほしいです。

2020/07/06

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