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雪沼とその周辺

雪沼とその周辺

雪沼とその周辺

作家
堀江敏幸
出版社
新潮社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784104471027
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雪沼とその周辺 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

初読みの作家さんです。雑誌『ダ・ヴィンチ』か何かで紹介されていて、読んだ作品です。とにかく作者さんの情景描写は絶品でした。ボリュームも少なく、読みやすさももちろん特筆ですが、読んでいて情景がすぐ目に浮かぶ作風は、まるで映画をみているかのような錯覚に陥ることを体験できます。それぞれが独立した話で成り立つ連作集なので、気軽に読むこともできながら、読後感はなんともいえないありがたいキモチにさせてくれます。とにかく作品からあふれんばかりに漂う「静寂」さは、他の作品では味わうことのできない「未体験ゾーン」です。

2009/04/26

紅はこべ

地味な土地柄に堅実な生活を送っている地味な人達の生活。文章はきれい、端整。『モーヌの大将』って岩波文庫にある『グラン・モーヌ』のことか。それともぞれの話の繋がりは薄い。大事な人を亡くした人の話が多い。ボウリングとイラクサとランプと凧の話が好き。ミステリ読みの弊害で、つい物語にオチを求めちゃうんだけど、そんなのなくても小説だ。

2016/10/24

K(日和)

受験勉強の時に出会った「送り火」に惹かれて読んだ1度目。朝井リョウの対談に誘われるようにして手に取った2度目。朝井リョウは「スタンス・ドット」に惹かれて本書に引き寄せられ、早稲田で教鞭をとる堀江敏幸のゼミで学んだようです。何度読んでも、そこに広がる柔らかな空間と時間の流れが眼前に広がる。ぼくの中では純文学といったら堀江さん、というイメージ。個人的には。またいつか、どこかで、何かの縁で、出会いめぐり合うことになる気がしてなりません。

2017/04/12

Kajitt22

誰にでもある人生の踊り場を、静謐な文章で静かに語る短編集。悪人は出てこない。読み始めは唐突だが、2.3ページすると状況が分かってくる。段落が変わると突然時間軸がずれていたり、あれっと思う驚きも感じさせる。登場人物を第三者の立場で見つめる文章は暖かい。人生の踊り場にたいしての愛に満ちている。再読

2018/06/08

おいしゃん

【川端康成文学賞作品】雪沼という街に、ひっそりと住む人々についての短編集。どの話にも流れる静かな温かい空気は、小川洋子にも似ており、癒された。

2018/04/05

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