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室町無頼

室町無頼

室町無頼

作家
垣根涼介
出版社
新潮社
発売日
2016-08-22
ISBN
9784104750061
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『室町無頼』(垣根涼介/新潮社)

『罪の声』(塩田武士/講談社)

『望み』(雫井脩介/KADOKAWA)

『ロンドン狂瀾』(中路啓太/光文社)

『バベル九朔』(万城目学/KADOKAWA)

『代体』(山田宗樹/KADOKAWA)

 選考会と記者会見は2016年10月21日(金)、贈賞式および祝賀会は11月25日(金)に、いずれも帝国ホテル東京にて開催予定。角川三賞として、「第36回横溝正史ミステリ大賞」と「第23回日本ホラー小説大賞」の贈賞式・祝賀会も併せて行われる。 ■第7回「山田風太郎賞」概要 主催:株式会社 KADOKAWA/一般財団法人角川文化振興財団 運営:株式会…

2016/10/5

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室町無頼 / 感想・レビュー

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W-G

熱い。三人の漢と"運命の女"という、ハードボイルドな人物の配置で、垣根涼介初の時代小説ときたら、間違いなく面白いだろうと予想し、予想通りに面白かった。ただ、予想以上ではなかったのも事実。強いて言えば、土一揆が始まってからの才蔵の存在感が薄く、それまでの無双描写が活きてこなかった点が惜しい。それまで修行や賭試合などで才蔵中心の物語展開が、兵衛と道賢に急激にとって替わられてしまい、才蔵視点の描写は、出陣前の心境や、技の練達に関するものが多くなる。こう書くと不満と思われるかもしれないが、垣根作品では一番好き。

2016/09/04

遥かなる想い

痛快な歴史小説である。 時代は応仁の乱前夜、混乱する室町治世を 背景に跋扈する英雄たちを軽やかに描く。 骨皮道賢、蓮田兵衛など 実在する人物に 虚実を交え 心踊る歴史小説に仕上がっている。 主人公の才蔵の成長を通して描く室町時代の 風景は新鮮で 楽しい。

2017/04/23

starbro

垣根涼介は、新作中心に読んでいる作家です。著者の歴史小説は2作目です。530P一気読みしました。室町末期の一揆を巡る青年の成長譚、面白く渋味を感じました。水車に釘を打ちこむ技と野球のバッティングが通ずる(いずれも3割超で一流、4割は神の領域)なんて意外でした。そうは言っても歴史小説で見知った名前が出て来ないのは、辛いかも知れません。

2016/09/23

yoshida

応仁の乱より以前の室町時代が舞台。時代背景も詳しくなく、興味深く読了しました。赤松家の被官の子である才蔵は嘉吉の乱で没落し用心棒となる。才蔵は無法者の頭目であり、室町幕府の洛中目付の職にある骨川道賢と出会う。旧勢力の打破する為の先駆けとなろうとする蓮田兵衛に買われた才蔵は、命懸けの修行の末に棒術を極める。いよいよ蓮田兵衛の土一揆が始まる。登場人物が魅力的でぐいぐい読めます。また、才蔵の棒術の冴えが小気味良い。垣根涼介さんの歴史物は初読みでしたが、エンターテイメント性が高く楽しく読了。一気読みの作品です。

2017/08/11

ナイスネイチャ

図書館本。時は室町時代足利幕府が崩壊しつつある応仁の乱の少し前の時代の物語。史実に基づいた物語ということですが全然聞いたことない人物ばかり。主人公才蔵が六尺棒を武器に強くなっていく姿は映像化しやすい内容でした。応仁の乱の所も読みたかったのが読後正直な感想。

2017/02/22

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