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ナボコフ・コレクション 賜物 父の蝶

ナボコフ・コレクション 賜物 父の蝶

ナボコフ・コレクション 賜物 父の蝶

作家
Vladimir Nabokov
ウラジーミル・ナボコフ
沼野充義
小西 昌隆
出版社
新潮社
発売日
2019-07-29
ISBN
9784105056094
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ナボコフ・コレクション 賜物 父の蝶 / 感想・レビュー

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井蛙

父はもはや憧憬の対象としてしか蘇ることのない過去の他者だ。父の伝記に挫折した主人公が『チェルヌイシェフスキーの生涯』を書くのは(現実を芸術の上に置きながら、全般的思考に飛びつくあまり当の現実を取りこぼす知性上の怠惰を終生矯正できなかったという彼は、まさに父のアンチテーゼのような人物である)、少なくともそうではあり得なかった父を描くというある種の代償行為のようだ。さて『チェルヌイシェフスキー』の出版によっていささかスキャンダラスなキャリアの第一歩を踏み出した主人公は、ついにコンチェーエフとの対話を実現する→

2020/02/15

佐藤

「実際に」森に行きたくなる。俗物の「破滅」(315)のルビに大笑いした。本を開けば、見惚れる言葉が浮かんでくる。「展翅板」(168)を調べていたら見つかったサイト(https://www.pteron-world.com/index.html 『ぷろてんワールド 蝶の百科ホームページ』)がまたとても良くって。勉強になります。当たり前で申し訳ないですが、飛躍し美しく逃げ惑う蝶のダイナミックなイメージ(そして清美な死の凍結としての標本のスタティックなイメージそして探求者としての父)と溢れんばかりに噴出する言葉

2020/03/22

Giovanni

 「父の蝶」が入ってるのでファンとして買わざるを得ないわけですが、河出の「世界文学全集」版と値段が違いすぎやしませんか? カバーは美麗ですが、造本もなんだか貧弱で…。ざっと見比べた範囲では、訳文も大きくは変わっていないようですし、「賜物」目当てなら河出版をお勧めするしかありません。残念ながら。

2019/09/10

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