読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

バット・ビューティフル

バット・ビューティフル

バット・ビューティフル

作家
ジェフ ダイヤー
Geoff Dyer
村上春樹
出版社
新潮社
発売日
2011-09-01
ISBN
9784105063115
amazonで購入する

バット・ビューティフル / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ソラ

麻薬とアルコールに耽溺し、追い立てられるようにギグをこなす。昼と夜の境は曖昧になり、生き馬の目を抜くかの如くライバル達のプレイに目を光らせる。誰もが憧れた人になろうとして、生きてきた過程、未だ見えぬ何かを求め、息を吹き、指を叩きつける。そこから飛び出してくる一音一音は、彼の命が流れ出して行く悲しみと、放たれた歓喜に彩られ、背反する意思を抑えつけながら漂う。居場所を求めて、彷徨いながら、誰かの許へと辿り着けるのか。そこから何かの感情が湧きあがるのか。答えは求めていない。現実と虚構の先に浮かぶ真実の姿

2015/12/08

風眠

最近のジャズミュージシャンにはこういう武勇伝とか逸話は無いなぁ、確かに。真面目だし、きっちり練習するし、お酒も煙草もやらない、もちろん薬もやらない、女遊びもしない。だから往年のジャズミュージシャンの暴れん坊ぶりを読むと、そうそうミュージシャンはこうでなくちゃね、なんて思ったりする。はちゃめちゃな彼らは傍目にはとても魅力的だが、近くにいた人達は大変だったろうな…とも思う。村上春樹氏のおしゃれな訳が、破天荒で暴れん坊なミュージシャン達をいっそう魅力的にしている。ジャズ好きも、そうでない人にも、お勧めしたい本。

2012/03/29

抹茶モナカ

ジャズ関連本なので、読んでみた。不思議な本だ。評伝でも、伝記でもない。ジャズ・ジャイアントについて、逸話にあれこれ肉付けして短編小説みたいになっている。その後に、かなり重厚なあとがき付き。ジャズ・ジャイアントについて、まだ不勉強なので、どの逸話がどれだけ有名か、判別できない自分がもどかしい。翻訳者の村上春樹さんは、読むのを止められなかったようだけど、一度、途中から違う本を読んだので、やはり、ジャズへの思いで、この本の読み方も変わるのかもしれない。本文は読みやすくて、乗りやすい文体になっている。

2019/03/07

ポルコ

とても長い詩を読んでるような小説だった。味わい深すぎて読み終わるまで時間がかかった。どのページを開いても音楽を聴いてるように心地よいので、いつの日かまたペラペラと気持ちよく読もうかな。

2015/05/19

春ドーナツ

記録。非ジャズ的日常を送る私は滅多にジャズ関連本は手に取らないのだけれど、本書を読むと村上さんが翻訳した小説を現時点でコンプリートすることになるので、恐る恐る読み始めた。比喩を用いた文章が全体の98%を占める特異な文体に魂消つつ、ジャズを言葉に翻訳したら、こうなるのではないかと深く納得させられるものがあった。そして、ちょっとジャズを聴いてみたいなと思ったのは収穫です。手始めに大西順子さんの作品3曲をipodに入れる(注:本書に大西さんは出てきません)。

2017/07/17

感想・レビューをもっと見る