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競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection)

競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection)

競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection)

作家
トマス・ピンチョン
Thomas Pynchon
佐藤良明
出版社
新潮社
発売日
2011-07-01
ISBN
9784105372095
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競売ナンバー49の叫び (Thomas Pynchon Complete Collection) / 感想・レビュー

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Aster

難解とかそんなこと何一つ思わずに2日足らずで読めました。なんであんなに怯えていたのだろう、というかなんで読んだ人は皆脅したがるのだろう。じっくり読めば謎が謎を呼んで考えながらも面白いまま読めますよ。全部理解出来なかったって…今まで読んだ小説でもそんなことあったでしょうに。ピンチョンが読書家限定の評価しか存在しない作家なんてそんな風潮はやめにしましょう。個人的な話。カラマーゾフの兄弟という強烈な本の後に読んだにも関わらず相当面楽しめたので良かったです。敢えて単行本を選んだのも良かったです。装丁が良い。

2020/05/07

NAO

ある日突然大富豪の元恋人の遺言執行人になっていたエディパ。素人探偵の彼女が、調査すればするほど謎は深まり、彼女は迷宮にはまりこんでいく。『V』と比べればはるかに読み易いが、作品の真意をつかもうとすると、難解で、自分にちゃんと理解できたとはあまり思えない。ただ、ある日突然わけのわからない世界に巻き込まれてしまったエディパの孤軍奮闘ぶりが痛ましくもたくましく、かなり感情移入して読んだ。

2016/10/09

zirou1984

新訳で再読。訳文の違いはほぼ気にならず。ピンチョンお得意のギャグ成分が薄めなのもあり、登場人物こそ多くないものの情報の圧縮度は他の長編に比べてもかなり高め。歴史的史実や科学的用語を取り入れながら、それを同時に比喩としても機能させることで物語を推進させるそのパラノイア的手法に舌を巻き、一意な解釈を拒みながらも孤独の感傷を忍び込まれるその構成に感嘆させられるばかり。物語内で言及される画家レメディオス・バロは、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』旧版の表紙にも使われている(螺旋の運航)ことに気が付いて眩暈がした。

2015/05/11

A_kiriko

何度も笑わせられながら、途中から自分がFBI特別捜査官になったつもりで、エディパと情報の乱痴気騒ぎの世界を疾走しました。デリダの鞘入れのようなトリステロの謎は、入れ子になったバーチャルリアリティーをのぞき込む私たちの現実世界が、仮想現実になっていることに気づくと同時に、虐げられた人達の涙がホロヴィッツの弾くスーザの「星条旗よ永遠なれ」に昇華して、神は死んでも悪魔が笑っているような外側の世界を信じないW.A.S.T.E.が現出する。問題は「抱握(Prehension)におけるエントロピーの法則」なのかもね。

2019/05/05

R

自分には早すぎた小説でした。理解が追いつかない。物語は、ひょんなことから資産家の資産を整理する立場となった女性が、そのひょんなことを調べていくうち、とてつもない大きな謎や陰謀めいたことに首をつっこんでいくかのようになっていくのだけども、描写と会話が独特で、うまく意味を捉えきれずに読み終えてしまった。郵便をめぐる大きな利権や、それが反政府というところに繋がったりと、筋だけなら凄い面白そうなのに、それを描いた本書の独特の言い回しに読解できなかった。残念。

2019/01/14

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