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虹よ、冒涜の虹よ 下

虹よ、冒涜の虹よ 下

虹よ、冒涜の虹よ 下

作家
丸山健二
出版社
新潮社
発売日
1999-05-01
ISBN
9784106006654
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虹よ、冒涜の虹よ 下 / 感想・レビュー

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宇佐見

読みづらい面は否めないが、時折鮮烈な文に出会える快感は素晴らしい。描写の独特さはそのボキャブラリーの広さを含めて感心させられる。登場人物の中では、花子に圧倒された。銀次とのラストシーン、お父ちゃんと叫びながらマコトを探すその姿に震えた。親玉二人を殺した時点で精神が破綻したいた銀次という死神は、頂点に立つ器ではなかったということだろう。銀次を追うヤクザたちが一度も登場せず、あくまでも周囲が無風のように見えたことが、銀次の精神のグラつきを象徴していた。★★★★☆

2021/06/10

ヘラジカ

上巻から引き続き二転三転する銀次の心理描写に翻弄されながらもなんとか読了。めまぐるしく飛廻る意志と思惑が結局のところ、どこに・どのように終着するのかなんて、700頁読んでる間にどうでも良くなってしまう。丸山健二ならではの強烈に個性的な文が味わえるだけで、純文学としての感動はこれといってなかった。面白いは面白いんだけどね。

2012/07/13

ほんのむし

いやあ、難解やったわ。 死闘の末、皆に追われることとなり、塔の中で暮らすことになったやくざもののお話です。 当然ながら、自らと語り合う場面が多いのですが、まあ難しいこと。 コロナの関係で比較的時間があるにも関わらず、全然読み進まなかったわ。 しかし、みんなゴールデンウィーク何する? 外に出掛けられないので、とても退屈。図書館が決まっているんも致命的やな。週末は妻の指示ですることが決まるから、家の中ばかりが片付いていくわ。

2020/04/27

結きち

えええ!?っていう結末でした。それにしても「虹は消えるもんだ」って彫り龍、、、あんた酷くないか?

2012/08/10

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