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世界文学を読みほどく (新潮選書)

世界文学を読みほどく (新潮選書)

世界文学を読みほどく (新潮選書)

作家
池澤夏樹
出版社
新潮社
発売日
2005-01-15
ISBN
9784106035449
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あらすじ

果たして、小説はいま幸福なのか。

スタンダールからピンチョンまで。
「小説は、その時代、その国、その言葉の人びとの世界観の一つの表明である。」
稀代の読み手として、実作者として、池澤夏樹が世界の十大傑作を自在に読み解きながら、21世紀の今に生きる人びとに向けて語る、文学観と世界観の集成。
2003年夏、京都大学文学部にて行われた特別講義の記録。

【目次】
9月15日 月曜日 午前 第1回
 総論─1
9月15日 月曜日 午後 第2回
 総論─2
9月16日 火曜日 午前 第3回
 スタンダール『パルムの僧院』
9月16日 火曜日 午後 第4回
 トルストイ『アンナ・カレーニナ』
9月17日 水曜日 午前 第5回
 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
9月16日 火曜日 午後 第4回
 トルストイ『アンナ・カレーニナ』
9月17日 水曜日 午前 第5回
 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
9月17日 水曜日 午後 第6回
 メルヴィル『白鯨』
9月18日 木曜日 午前 第7回
 ジョイス『ユリシーズ』
9月18日 木曜日 午後 第8回
 マン『魔の山』
9月19日 金曜日 午前 第9回
 フォークナー『アブサロム、アブサロム!』
9月19日 金曜日 午後 第10回
 トウェイン『ハックルベリ・フィンの冒険』
9月20日 土曜日 午前 第11回
 ガルシア=マルケス『百年の孤独』
9月20日 土曜日 午後 第12回
 池澤夏樹『静かな大地』
9月21日 日曜日 午前 第13回
 ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』
9月21日 日曜日 午後 第14回
 総括
付録 『百年の孤独』読み解き支援キット

【著者】
池澤夏樹
1945年北海道帯広市に生まれる。小学校から後は東京育ち。以後多くの旅を重ね、3年をギリシャで、10年を沖縄で、5年をフランスで過ごして、今は札幌在住。1987年『スティル・ライフ』で芥川賞を受賞。その後の作品に『マシアス・ギリの失脚』『花を運ぶ妹』『静かな大地』『キップをなくして』『カデナ』『アトミック・ボックス』など。自然と人間の関係について明晰な思索を重ね、数々の作品を生む。2014年末より「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」全30巻の刊行を開始。 http://www.impala.jp


世界文学を読みほどく (新潮選書) / 感想・レビュー

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おじいやん featuring おじいちゃん( ̄+ー ̄)

女高田純次は私に「あんたって本当にテキトーよね〜」と言った。人に会う度に「どちらからいらしたんですか?」と言われ続けた28年間だったそして「日本です!」と答えると「アジア系だとは思ってましたよ。」とフォローされる様式美どうやらわしにはラテンの血が流れてるらしい「百年の孤独」の中のラテンアメリカ!親近感が半端ねぇぞ!この本は本の古今東西の名作書評集で名前は聞いた事あるけど読んだ事のない本ばっかりでそんなムズカピ~本の集まった本なんて読めないざんすよ~(>_<)って思うじゃん普通!ところがどっこい!

2017/05/01

AICHAN

図書館本。あまりに分厚いので手にとってビビった。読み切ることができるかどうかまったく自信ないままにページを繰り始めた。京都大学の特別講義として行われた著者による講義録で、小説論、世界的文学の作品論である。分厚くはあるが、文章はわかりやすく、案外とすらすら読み進められた。ただ、返却期日までには読み終えられそうになくなり、途中からはかなり乱雑な読みかたをして読了した。私は世界文学に疎い。だからその輪郭だけでも知りたいと思ってこの本を読んだ。読んでよかった。私なりに世界文学の1ページ目には触れられたと思う。

2017/09/12

常磐条

パルムの僧院;箱庭の幸福シミュレーター,アンナ・カレーニナ;神の手の上のメロドラマ,カラマーゾフの兄弟;信仰と殺しとカーニバル〜あるいは国家の物語,白鯨;東を目指したデータベースシップ,ユリシーズ;およそ言葉によって表現し得るもの,魔の山;ユーロ・プレゼンテーション@サナトリアム,アブサロム、アブサロム!;逃げきれぬ「南部」の宿命,ハックルベリ・フィンの冒険;川を下りゆくイノセンス,百年の孤独;ラテン・マジック・フラクタル・リアリズム,競売ナンバー49の叫び;謎が謎を呼ぶサスペンデッド・パラノイア

2016/01/21

朝日堂

取り上げた作品がサマセット・モームの『読書案内』で取り上げられた作品と多数被っている。名作は誰が読んでも名作ということなのだろう。巻末の『百年の孤独』読み解き支援キット目当てで手にとった。是非同じような形で『ユリシーズ』版も作って頂きたい。険しい山を登るには熟練のガイドが必要であるように、難読本を読了するには専門の読み手が必要である。おおまかなあらすじや、構成などをあらかじめ知っておくことは、登山前の準備のようなもので、何ら読書に差支えはない。世界文学のトップクラスに自著を入れているところなどおもしろい。

2013/08/02

佐藤一臣

『百年の孤独』を読みたいと思いつつも手を付けられないでいたときに、この本を知りました。構造の説明があったので、ようやく何とか読めそうです。昔挫折した『白鯨』にも挑戦しようと思いました。百科事典的な世界を小説に表した画期的な作品だということです。『ハックルべり・フィンの冒険』も読んでみたいと思いました。アメリカの抱える問題を小説から読み取ろうとする池澤氏の思想は刺激的でした。全てにはつながりがあるからその原理を捉えようとする世界の思想があるからこそ歪な問題が表れているということには考えさせられます。

2017/02/23

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