文学のレッスン (新潮選書)
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文学のレッスン (新潮選書) / 感想・レビュー
あきあかね
短編小説、長編小説、伝記·自伝、歴史、批評、エッセイ、戯曲、詩といった文学に関わるあらゆる分野についてのインタビュー集。丸谷才一の該博な知識とユーモアある語り口に魅了される。 作中人物の魅力、文章の個性、筋(ストーリー)という3つのポイントから「長編小説」を評価し、学問(内容を伝達する力)の円とエッセイ(文章の歯切れの良さ)の円の重なり合う部分として「批評」を捉える。 こうした大きな理論、枠組みを提示する一方で、豊富な例示や引用によって奥行きと瑞々しさがもたらされている。⇒
2020/03/22
原玉幸子
網羅している書物と解説の深さが圧倒的。対談形式が読み易い上に批判の背景に説得力があるので、結果良書の推薦が際立つことになっています。2015年は同氏の推奨本を少し追ってみようかな、と思いました。(◎2014年・冬)
2019/12/14
Yasuyuki Kobayashi
超一級の文学論である。謙虚でありながらも、発言は力強く 淀みない上にユーモアや優しさにあふれている。
2019/07/08
青色
読む前に期待した内容とはちょっと違ったけどまあ面白かった。登場する近代文学をほとんど読んだことがなかったので巻末の読書案内を活用したい(こうした本で案内をきちんと載せてくれる本はそれだけで好印象)。ただやはり私はインタビュー形式の本はちょっと苦手みたい。取り上げられた『歴史家の文体』という本が今は1番読んでみたい。
2017/07/02
嵐 千里
相変わらずの博覧強記に唸りっぱなし。 対談という形式なので自由な語りになっており、取っつきやすいが奥は深い。
2022/11/17
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