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徒然草in USA: 自滅するアメリカ堕落する日本 (新潮新書 320)

徒然草in USA: 自滅するアメリカ堕落する日本 (新潮新書 320)

徒然草in USA: 自滅するアメリカ堕落する日本 (新潮新書 320)

作家
島田雅彦
出版社
新潮社
発売日
2009-07-01
ISBN
9784106103209
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徒然草in USA: 自滅するアメリカ堕落する日本 (新潮新書 320) / 感想・レビュー

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rokubrain

僕らが10代、20代を過ごした70年代80年代の社会のシステムは明らかに耐用年数を過ぎてしまったようだ。 かつてのソビエト連邦がそうであったように合衆国の連邦政府もそれぞれの州政府の独立を迎える日がくるかもしれない。 世界を自由主義と自国の産業育成のため戦争状態の継続させることで国力を維持することに、他の国々はそのまま追従するほどもうイノセントではなくなった。 どこかの国は未だに啓発されていないと思われても仕方ない状況だが。

2017/11/16

wasabi

日本人には類いなき感性がある。わびさびと不定形の美の受容、自然をモチーフにした芸術的創造。改めて思うに、たとえば食でいえば手間暇かけてできあがった料理のなんと素朴なことか。沢庵、梅干し、納豆に豆腐。主食の銀シャリですら米を炊いただけの姿だ。一見貧しく見えて、実は果てしなく豊かな知恵と味わいが秘められている。さて、こうした文化を誇りと気づき、次代の先進国となるために日本人が動き出すのはいつだろう。

2013/06/09

amanon

アメリカについて語られた前半に関しては、それなりに興味深く読めたけれど、一介の作家がここまでアメリカを巡る世界情勢について語っていいものか?という気にもさせられた。それが焦点が日本に絞られてからは、俄然面白くなってきた…というか、同感できるところありまくりで、胸がすく思いさえした。かねがね、今後の日本は政治三流、経済二流、文化一流…そんな国を目指すべきだと思っていたが、それを裏打ちすような記述を目にした時は、本当に溜飲が下がる思いがした。

2010/03/22

鉄髭

自分の体験や考えを前景に押しだした後半は面白い。しかし、後半の持論を展開する為の前提条件となる「アメリカの自滅」を語った前半は、別に島田雅彦が書くべきことでもない気がする。

2009/09/07

tenchi

小説家が書いたアメリカを中心とした国際情勢論です。誰でもある程度の年齢になると政治や経済、国際関係に自然と関心が出てきて、何か物申したくなるものなのかもしれません。でもそれは、小説家であれサラリーマンであれ、その時の自分の立場や見識で、それなりの意見を持つことですから、重要な事ではないでしょうか。たとえそれが知識不足による妄論でも、より正しい知識の持ち主の優れた意見に触れるきっかけになるかもしれません。或いはそんな所に、世の中をもっと住みよくする小さな智恵の息吹きがひそかに隠されているような気がします。

2018/12/27

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