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歴史をつかむ技法 (新潮新書 541)

歴史をつかむ技法 (新潮新書 541)

歴史をつかむ技法 (新潮新書 541)

作家
山本博文
出版社
新潮社
発売日
2013-10-17
ISBN
9784106105418
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歴史をつかむ技法 (新潮新書 541) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。歴史を学ぶ上で必要な「考え方」や「見方」を教えてくれる本でした。歴史をつかんでいくためには単なる「知識」だけが必要なのではなく、活かしていく「技法」が必要なようです。歴史の略概も語られていますが、1番の目的は「歴史的思考」を磨くのが目的というのが興味深いところでした。知識から一歩踏み出す入り口を説いているので、歴史そのものを学ぶきっかけになる1冊だと思います。

2016/08/27

WATA

日本の歴史の枠組みを教えてくれる本。「大化の改新」「本能寺の変」といった歴史上の個々の出来事は知っているけれど、歴史の流れ・全体像がイマイチ分からないと感じている人向け。前半にある時代区分の説明が良い。鎌倉幕府が誕生したのは1192年か1185年かという話から、「幕府」「藩」「鎖国」といった歴史のキーワードの解説に進み、そのキーワードを使って「中世」「近代」といった時代の区切り方を分かりやすく示してくれる。学校の歴史の教科書にも、こういう全体の概略をまとめた章が欲しい。

2014/04/03

Shoji

帯に書かれていました「この一冊で日本史の流れをわしづかみ!」。これは少し盛り過ぎです。歴史は学問であるがゆえ、史実がロジカルに解明されなければならぬと述べています。あるいは、歴史研究の王道が書かれています。たとえば、史料批判だとか。他には、歴史小説をリスペクトしつつ、あくまで娯楽であり歴史学ではないとやんわり否定もしています。色々書かれていますが、可もなく不可もなく。良しとしましょう。ちなみに、現代史(近隣諸国との歴史認識の違いなど)は書かれていません。

2020/01/15

金吾

歴史小説と歴史学の違いはその通りだと思いますが、歴史小説がなければ歴史に興味を持つ人も激減すると思っていますのでやや著者の体験談は鼻につくように感じました。しかし全体としては歴史の概観をわかりやすくかいていて良かったです。

2021/06/16

ちゅんさん

歴史は"流れ"でそれをつかむ技法を簡潔にわかりやすく書いてある。歴史って学生の頃はただの暗記科目だと思ってたけど流れを意識することで理解が深まりより記憶に残る、そして一番の効用は楽しく学べることだ。最近もっと歴史の重要性が評価されてもいいのではと思っていたのでこの本を読んでその思いがさらに強くなった。歴史は知識じゃない、教養なんだ、本当に。

2021/02/10

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