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人間失格 (1) (BUNCH COMICS)

人間失格 (1) (BUNCH COMICS)

人間失格 (1) (BUNCH COMICS)

作家
古屋兎丸
太宰治
出版社
新潮社
発売日
2009-06-09
ISBN
9784107714862
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人間失格 (1) (BUNCH COMICS) / 感想・レビュー

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たまきら

伊藤潤二版の感想を書いていたら、読み友さんが奇才・古屋兎丸も「人間失格」を描いていると教えてくれたので早速1巻を取り寄せ、この作家さんらしい神経質な線描を愛でました。壊れた高校生を描かせたらこの人だと思う。ただ1巻を読み終わった現時点では、太宰への誠実さが「正解」になってしまっていて、嫌われることへの恐怖や羞恥心といった人間の負の感情よりも、無機的で壊れた人形感が強い「失格」なように感じました。太宰の言葉って、ページをめくる指にネチョッとついて離れない粘液を分泌する軟体動物のイメージなんです、自分には。

2023/12/09

ヒロ@いつも心に太陽を!

『幻想ピカソ』で好きになった古屋先生が描く現代版「人間失格」がどんなものか興味津々で気軽に手にしてみたら、うん、気軽に読む漫画じゃなかった(-Α-*)でも読む勢いはとまらないんだよね。あの美しい17歳だった葉蔵が25歳でどうして老人にしか見えなくなるところまで落ちたのか。嫌な気分になりつつも、最後まで追いかけずにはいられない。

2012/07/07

ぐうぐう

ここ最近の古屋兎丸は、何か吹っ切れたような印象を受ける。しかしそれは開き直りといったことなどではなく、いつしか古屋兎丸というカテゴリーで縛られていたスタイルを広げる行為としてだ。とはいえ、その広げ方はとてもしなやかなのだ。よって、太宰治の代表作とされる『人間失格』を現代を舞台にアレンジして漫画にする際も、変な肩の力みがない。そこがとってもいい。

2009/06/11

カラシニコフ

成り行き系ゲスの極み美青年。繋ぎ方がうまいなぁ ★★★☆☆

2016/01/02

九鳥

乙一とも親和性が高く、しばしば非コミュを描いてきた作者が、太宰治と相性悪いはずがない。絵が美麗であればあるほど禍々しさを増す。あと幸の薄い女たちの絵があまりにリアルで痛い。

2009/06/09

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