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マイガ-ル (5) (BUNCH COMICS)

マイガ-ル (5) (BUNCH COMICS)

マイガ-ル (5) (BUNCH COMICS)

作家
佐原ミズ
出版社
新潮社
発売日
2010-11-09
ISBN
9784107715999
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マイガ-ル (5) (BUNCH COMICS) / 感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

この作品のことはまったく知らなかった。なんとなく良さそうだと思い読み始めたら、大当たりだった。亡くなった自分の恋人の忘れ形見の女の子を必死に育てようとする青年が主人公の物語。繊細でやさしいタッチの絵が、物語の主題によく合っている気がした。眺めていると心が和んでくる。この作者は、人と人のつながりを描くのが本当に巧い。そのつながりは辛いこともあるのだが、それでも人間に必要なものだと分かってくる。この最終巻では主人公の正宗を好きになった陽子さんと、正宗の娘小春がぎこちなく心を通わせるところがたまらなく好きだ。

2018/05/01

キキハル

終わってしまいました。本当にいいシリーズでした。陽子さんの思い出を追い続ける未練たらしい正宗くんも、挫けながらも前向きに気持ちをぶつけていく片桐さんも、けなげでいじらしいコハルちゃんも・・・。川の中でレポートを拾い集める正宗くんの姿が印象深かったです。懐かしくてたまらないものは簡単に忘れることができません。でも忘れなくてもいいんです。別の引き出しに新しい思い出を詰めていけばいいんですから。彼らの物語はこの先も続くのでしょう。もう読めないけれど、それはきっと少し寒くて少し暖かい、コハル日和のような幸せです。

2010/11/11

はつばあば

「もし娘が、生き別れの子連れ男性との結婚話を持って来ても反対するだろうが・・諦めの気持ちで半分受け入れるかもしれない。だが死に別れの男性ならば絶対反対する・・死んだ人には勝てないから」と、近所のおばさんが私の若い頃おっしゃっていた。人が愛を求めるなら手放さねばならないものもある。いいかげんな気持ちで結婚する人達がいる中、悩み抜いた愛ならば幸あること願う。政宗君を守ってくれる人が欲しいというコハルの悲しい切実な想い・・片親の悲しさ・・この5巻とても重苦しいが、こんな恋に悩む人にはいいかも。

2018/05/08

exsoy

「少し寒くて少し暖かい」…小春日和みたいなものなのかもね。人生って。

2010/11/12

何事にも全力で

思っていることを伝える なら、この一言しかない・・・「ありがとう」。本当にこの作品に出会えてよかった。

2010/11/09

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