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つるまき町 夏時間 (BUNCH COMICS)

つるまき町 夏時間 (BUNCH COMICS)

つるまき町 夏時間 (BUNCH COMICS)

作家
コマツシンヤ
出版社
新潮社
発売日
2015-08-08
ISBN
9784107718334
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つるまき町 夏時間 (BUNCH COMICS) / 感想・レビュー

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アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

緑豊かなつるまき町で暮らす三久里みつる君のひと夏の冒険。夏休み前日終業式の日にホテイアオイの精と話せるようになったみつる君が、次々と不思議な出来事に出会います。とにかく、細部まで凝りに凝った絵がすごく好き。つるまき町の世界も、しっかりと作られていて、自然に物語の世界に入っていける。雲の峰団地の三久里家のお隣さんとして、つるまき町で暮らしてみたい。読友様の感想から興味を持って読んでみたら、いっぺんでファンになってしまいました。コマツシンヤさんの他の作品も絶対、読む!!

2017/07/14

いっちゃんず

『8月のソーダ水』を探していて発見。小学生の男の子の夏休みに起こる不思議な出来事を描くファンタジー、というよりジュブナイルSFか。かわいい絵柄と、ていねいに描き込まれたノスタルジックで小ネタ満載の風景。男の子の行動が原因で起こる植物の暴走を描いたシーン(P146〜)は秀逸。漫画だけれど、絵本のよう。まだ夏の名残りが残る時季に読めてよかった。…ところで、作中に出てくるお菓子「クラゲグミ」のおまけ、クラゲシールのレアシール「メメクラゲ」とは何なのか、読メなら意味がわかる人は多いだろうな(笑)

2015/09/12

ハイカラ

少年の不思議な夏休みの話。植物に絡むあれやこれやを体験し、謎めいた女の子と出会い、最後は自らが招いた町の危機に立ち向かう。ひと夏の冒険、最高でした。

2016/08/28

春が来た

夏はいつも特別。新しい夏のはずなのに、いつの間にか懐かしさをも更新する。ラムネ、首振りの扇風機、あさがお…。そこに観察日記とラジオ体操ってワードを加えただけで、小学生の自分と出会えるから不思議。夏休みの一週間だけ会える年下の男の子。夕暮れを歩く特別な時間。川の上流の別世界。気怠いのに居心地のいい生ぬるい風。蝉の鳴き声。青と緑の匂い。まどろみの中で見た景色といつかの記憶なんかを上書きして、また今年の夏も懐かしさを更新していくんだね。変な世界でも。

2020/06/14

ごま

またひとり、素敵な漫画家さんを見つけた。夏休みを舞台に、少年と植物その他の不思議なお話がまるごと一冊に。読み始めてすぐに夏に読むと良いとは思ったけど、我慢出来なかったなぁ。ケータイもTVゲームも出てこない。かと言って昭和を懐かしむ感じではない。近代的な建物と蔦の絡まる建物が調和してる。町の書き込みが好きだなぁ。これは児童書としても良い。と思ったら、作者は実際児童書の挿絵もしているのね。親子でオススメです。

2016/04/07

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