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マンガに、編集って必要ですか? 1 (BUNCH COMICS)

マンガに、編集って必要ですか? 1 (BUNCH COMICS)

マンガに、編集って必要ですか? 1 (BUNCH COMICS)

作家
青木U平
出版社
新潮社
発売日
2019-05-09
ISBN
9784107721792
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「マンガに、編集って必要ですか? 1 (BUNCH COMICS)」のおすすめレビュー

ドラマ『フリンジマン』の青木U平が問う『マンガに、編集って必要ですか?』とうとう完結!

『マンガに、編集って必要ですか?』(青木U平/新潮社)

 小学生の頃、マンガを作っているのはマンガ家だけだと思っていた。大人になると、マンガ編集の仕事内容はだんだんわかってきたが、編集者がどのようにマンガを魅力的にしているのか、具体的には知らなかった。『マンガに、編集って必要ですか?』(青木U平/新潮社)を読むまでは。

 メインキャラとして登場するのは45歳の男性マンガ家・佐木小次郎(さぎ・こじろう)と、24歳の女性編集者・坂本涼(さかも・とりょう)。

 出版業界の現状は厳しく、連載打ち切りが続いている佐木は必死だ。

“ここらで一発当てとかないと本気でヤバい”

 佐木は面白いマンガを描くために一分一秒を争う日々なのだが、坂本との打ち合わせ時間はやたら長くジェネレーションギャップも感じている。

 1巻はマンガ家の佐木視点で物語が進んでいく。そのため、佐木に感情移入し坂本に関しては「この人、何も考えてなさそう」とつい思ってしまった。佐木と坂本のやりとりはかみ合わない。それをギャグテイストで描いたマンガなのかと思っていたら、1巻中盤でひっくり返った。

 佐木の仕事場…

2020/4/19

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マンガに、編集って必要ですか? 1 (BUNCH COMICS) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

緋莢

45歳の漫画家・佐木小次郎。キャリア8年、青年誌畑一筋で、このところ出したコミックはいずれも2~3巻で打ち切られており、「ここらで一発当てとかないと、本気でヤバい」と思っている。しかし、新しく担当についたのは24歳の若い女性、坂本涼。打ち合わせ中にいきなり心理テストを始めるなど、その“あわなさ”に佐木は危機感を抱き…打ち合わせの中の雑談が長いと思いつつ、でも、webで人気が出た 漫画家から「ぶっちゃけ 編集っていらなくないスか?」と言われると、同意は出来ないとなる佐木(続く

2020/06/10

フロム

この人、絵上手いですよね。グイグイ迫る分かりやすい感じの凄さでは無いが過不足無く物事を伝える事には成功している。何気に素晴らしい事だと思う。 この漫画、扱ってる内容上、ダイナミックな構図は組み込めないので高度な技量が求められるのだが、毎回巧みにアイデアを盛り込み、キチンと話を展開してるので非常に読み易い。チョット欲を言えばやはり漫画なのでもうちょっとケレン味が欲しい所。もっと適当で調子こいたノリで行ってもいいのでは?

2019/05/24

コリエル

漫画家マンガなんだけど、この作品は作者が大ヒットを飛ばしたことがないだけにより切実さやリアルさが含まれている気がした。編集が弱くなっているという話も、バズったネット漫画家の青田買いをすることも日常茶飯事となった現在、作家たちの実感としてあるんじゃないだろうか。そんな時代に、ウザいけれども漫画への情熱は溢れんばかりの編集坂本はある種の理想や夢の姿かもしれない。続きが気になる終わり方をしたが、果たして…

2019/05/09

ミロリ

必要な人には必要で、必要ない人には必要ないと思う。担当がいたから成功した人もいるだろうし、いないから描ける漫画もある。雑誌連載の漫画については担当は絶対な気がするけれど、ネット連載やブログ、SNS発信の漫画は編集の関与が少なそう。漫画家にあった活躍の場と制作スタイルの尊重するべき。

2020/03/23

gachin

愚直なコンビが愚直に散ってゆく話。淡々とした熱血譚。僕の目からすると若い女性は普通の人の擬態が上手すぎて本物であることことが分かりづらい。大事なトピックなので、あわよくばフィクションではなく現実の例を知りたかった。

2023/03/28

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