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マンガに、編集って必要ですか? 3 (BUNCH COMICS)

マンガに、編集って必要ですか? 3 (BUNCH COMICS)

マンガに、編集って必要ですか? 3 (BUNCH COMICS)

作家
青木U平
出版社
新潮社
発売日
2020-02-07
ISBN
9784107722577
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「マンガに、編集って必要ですか? 3 (BUNCH COMICS)」のおすすめレビュー

ドラマ『フリンジマン』の青木U平が問う『マンガに、編集って必要ですか?』とうとう完結!

『マンガに、編集って必要ですか?』(青木U平/新潮社)

 小学生の頃、マンガを作っているのはマンガ家だけだと思っていた。大人になると、マンガ編集の仕事内容はだんだんわかってきたが、編集者がどのようにマンガを魅力的にしているのか、具体的には知らなかった。『マンガに、編集って必要ですか?』(青木U平/新潮社)を読むまでは。

 メインキャラとして登場するのは45歳の男性マンガ家・佐木小次郎(さぎ・こじろう)と、24歳の女性編集者・坂本涼(さかも・とりょう)。

 出版業界の現状は厳しく、連載打ち切りが続いている佐木は必死だ。

“ここらで一発当てとかないと本気でヤバい”

 佐木は面白いマンガを描くために一分一秒を争う日々なのだが、坂本との打ち合わせ時間はやたら長くジェネレーションギャップも感じている。

 1巻はマンガ家の佐木視点で物語が進んでいく。そのため、佐木に感情移入し坂本に関しては「この人、何も考えてなさそう」とつい思ってしまった。佐木と坂本のやりとりはかみ合わない。それをギャグテイストで描いたマンガなのかと思っていたら、1巻中盤でひっくり返った。

 佐木の仕事場…

2020/4/19

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マンガに、編集って必要ですか? 3 (BUNCH COMICS) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

フロム

途中打ち首が決まったのか、線が物凄い荒れ始めるのだが。オチもビシッと決まりキレイに着地できている印象。作者には悪いが3巻で丁度良かったのかも。「はじめから自分をしんじてやればよかったのよ」なんてセリフ15年ぶりくらいに見たわ。そういう主人公のオタクぶりと女性編集者のオタクぶりもちゃんと世代間を考えているのが神経が細かくていい。もうちょっと世評が高くても良い漫画家だと思う。

2020/03/20

コリエル

完結。最終回はわりと好き。漫画への情熱を高らかにうたうのか、逆に冷徹な目で業界論を語るのか。どちらにも振り切れなかったところが先行の漫画家マンガたちに拮抗しえなかった理由かな。本編内のようにスポンサーの都合に踊らされた果ての3巻完結だと見ると、ある種のペーソスを感じる。

2020/02/07

まさきち

ダラダラしたマンガ家日常系みたいにならずに,バシッと終わってくれて爽快.大御所の見開きで,スカッとさせてもらえました.Twitterとか実話なんですかねw

2020/03/23

気球に乗ってる人

三巻では特に「若者」とか「時代」に対する中堅漫画家の怯えのようなものが読めて、それを面白く感じてしまった。個人的には自分が十代の頃、マンガ家さんの年齢を気にして読んだ事は一度もなかったが・・・。どSな坂本さんが良かった。最終話については、雑なハッピーエンドでも良かったかもしれないとは思う。坂本さんと作ってきた一つの作品が永久に日の目を見ないことと、とってつけたような「ざまあ」展開が釣り合ってない。単行本の最後のページには作者のメッセージがあったが、そう思うならマンガの中だけでもハッピーエンドにすべきだ。

2020/03/14

モットヤマモト

終わってしまってる悲しい。青木U平先生の新作出たら絶対買う!

2020/02/11

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