ケーキの切れない非行少年たち 2 (BUNCH COMICS)
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「ケーキの切れない非行少年たち 2 (BUNCH COMICS)」のおすすめレビュー
非行少年たちが残酷な犯罪を起こさないために、私たちができることは?
『ケーキの切れない非行少年たち』2巻(宮口幸治:原作、鈴木マサカズ:漫画/新潮社)
犯罪が起きたとき、被害者は取り返しのつかない傷を負い、時には命を落とす。刑期を終えて出所すれば人生をやり直せる加害者とは異なり、被害者はそれによって人生が狂ってしまう。
だが第三者は、「加害者を責めて終わり」でいいのだろうか。彼らがなぜ罪を犯すに至ったのかを知らなければ、同じような犯罪が何度も起こり、傷つく被害者、悲しむ被害者の家族・遺族は増えるばかりだ。
漫画『ケーキの切れない非行少年たち』(宮口幸治:原作、鈴木マサカズ:漫画/新潮社)の原作は、発行部数67万部を突破した同名のベストセラー新書である。本作では、「境界知能」を持った子どもたちが時に非行少女・非行少年になる理由が、わかりやすく説明されている。境界知能とは知能指数70から84の範囲を指し、全体の14%を占める。
2巻では二人の未成年の受刑者が登場する。前半は、1巻終盤から登場したパニックを起こして教師を失明させた、妊娠8か月の少女・門倉恭子(かどくら・きょうこ)だ。
“何か困ったことが起きたとき しっか…
2021/6/4
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ケーキの切れない非行少年たち 2 (BUNCH COMICS) / 感想・レビュー
りらこ
目を背けて避けて通りたいようなケースばかり。家庭内虐待が常態化している家の中。母親も父親も暴力。そこから出産。父親が誰なのかは不明。虐待の連鎖が起きそうになるが、これは救われるケース。虐待が続く家庭はそのままだが。それから性犯罪の少年。これはこの後どうなるのか3巻に続く。根本の解決は難しいのだろうか。自分の状況を把握できない少年。認知に問題がありながら、非行を犯す。問題があるから正邪の別が無い、というわけでもなさそう。無力感が起きる。
2022/07/12
南
出産した恭子さんの成長ぶりが嬉しいなぁ。娘さんも笑顔で、一緒に自転車乗る姿。頑張ってほしいなぁ。
2022/09/01
ミロリ
子供を育てる能力が劣っているのに子育てをする人たち。そんな人の元で育つ子供がいずれ犯罪者や、ちょっとした悪ガキにならないと良いな。
2023/09/19
tamako
少年院の話ではあるけど、刑務所も同じなんだろうなあ、と想像するなど。彼らを救うには、精神障害や知的障害の等級を広げて、幅広く支援できるようにするのが良いようにも思うのだが。海外でどうなってるのかも気になる。
2022/08/07
かなっち
知能が低い子供だから毒親になるのか、毒親だから知能の低い子共がもっと酷くなるのか…。預かった孫をいきなり怒鳴った祖母に、唖然となりました。虐待になって死んじゃったら…なんて心配してましたが、何とかお母さんと暮らせるようになったようで安心しました。ニュースになってないだけでこういう家庭はあるんだろうなぁと思うと、胸が苦しくなりますね。そして次の話は性犯罪で、こちらもシンドクなります。発達障害などで「少年院に入る」という意味が分からない少年に、どうやって罪だと理解させるのでしょうか…。
2021/05/14
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