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風に桜の舞う道で

風に桜の舞う道で

風に桜の舞う道で

作家
竹内真
出版社
中央公論新社
発売日
2001-06-01
ISBN
9784120031502
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風に桜の舞う道で / 感想・レビュー

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みっこ

予備校の寮を舞台にした、受験生たちの青春小説。高3の時浪人が怖かったことを思い出しました。孤独で暗い一年になると思っていたから。結局経験することはなかったのですが、この本の受験生たちは勉強の傍ら、遊んだり飲み会したり、楽しそう(笑)こんな青春もあるんだなぁ。同じ受験という目標に立ち向かう仲間がいるっていいなと思いました。国語講師の徳さんがかっこいい。入寮式のスピーチが素敵すぎます。浪人時代と10年後が交互に描かれるスタイルが面白いですが、話題が盛り込まれすぎて焦点がわかりづらくなってしまったのが少し残念。

2014/11/23

ゆい

浪人が終わった今、彼らの心の動きが本当によくわかります。乱闘のくだりは少し飛躍しすぎた感があるけれど、1990年と2000年を比較しながら話が進むのは面白かった!そして彼らの成長もステキでした。タイトルにも出てきた桜の描写が所々素晴らしかったです。彼らみたいな鬱屈としながらも楽しい楽しい青春が羨ましい。受験生にはぜひ読んで欲しいです。

2013/03/30

こたちゅう

同年代で、浪人して寮にいた経験があるので、共感できる点が多い。私の場合、特待生でもみんな一流大にいけるほどお利口さんでもなかったが、1年限定で、みんな同じ不安を抱えた中にいると、こんなちょっと濃い目のいい友人関係ができる。今から考えると、予備校で寮が割りと当たり前だったってのも、ちょっとバブルの香りがする。今になってみるとこれも贅沢だったんだなとも思う。万人受けしないかもしれないが、こういったテーマを、爽やかに書ききってくれていて、良い小説だと思う。作者の他の作品も読んでみたいと思った。

2012/03/17

つむじ

(図書館)1990年春、浪人生となったアキラは予備校の寮「桜花寮」に入居した。東大、早稲田等を志望するアキラたち特待生10人が暮らすことになった寮での1年間、そして10年後の2000年が描かれている。濃密な寮生活の中で、彼らは掛替えのない仲間となっていた

2013/08/03

がぁ

ありそうもない設定を、若さのパワーとエネルギーで走り抜けていく感の小説。でも好きだなぁ。世の中はもっと厳しいと思うし、もっと混沌としているけど、この人の作品のなかでは、先に夢がある。

2013/01/24

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