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白檀の刑 上

白檀の刑 上

白檀の刑 上

作家
莫言
吉田富夫
出版社
中央公論新社
発売日
2003-07-01
ISBN
9784120034091
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白檀の刑 上 / 感想・レビュー

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扉のこちら側

初読。2015年354冊め。ノーベル賞作家莫言の代表作。清朝末期、義和団事件を思わせる記述だが、フィクション。ドイツ人の無法により妻子を殺され乱を起こした孫丙、孫丙を捉えた県知事の銭丁、銭丁の愛人で孫丙の娘の眉娘、眉娘の舅で死刑執行人の趙甲。この四人を中心に進む物語で、血生臭い処刑の描写の中でも、彼らがどんどん魅力的に感じてくる。

2015/03/24

ふみ

これはこれは 余計な説明は野暮というものでしょう。頭部は滴るような色彩。腹部は迸る音色。さてさて、続きは如何?

2014/09/22

志ん魚

「凌遅刑の第一等は、囚人の身体を三千三百五十七片に刻み、なおかつ最後の一刀で絶命させること」だそうだ。。。いやいやいや無理無理無理。莫言が、歴史の裏舞台から縦横無尽に描く清朝末期。めちゃくちゃ面白いがヘロヘロになる。

2010/08/28

宮永沙織

清朝末期 無理矢理ドイツが膠州から済南に通じる膠済鉄道に手をつけ高密県一帯は騒然となり、孫丙の妻がドイツ人に襲われるという悲劇が襲いかかります。孫丙は許せずドイツ人を殺害してしまい、許せないドイツ人は27人の人間を殺害します。許せない孫丙は義和団を作り抵抗します。

2011/01/09

non

どこか芳しいようなタイトルに惹かれて読んでみたが、とんでもなかった!まさか処刑人の話とは。皇帝の前で行う罪人の処刑は、見物人を楽しませるよう趣向を凝らす。いかに残酷で、すぐには殺さず、いかに長く楽しめるか。恐るべし、中国。さすがと言うべきか。中でも「凌遅の刑」は、ホント無理。日本にも「なますにする」ってあるけど、ここまで執拗じゃない・・・はず。500箇所って。。。想像したくないー(怯)。これがまた、登場人物ごとに視点を変え、リズミカルに読ませます。下巻はいよいよ「白檀の刑」?怖。

2010/10/18

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