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安徳天皇漂海記

安徳天皇漂海記

安徳天皇漂海記

作家
宇月原晴明
出版社
中央公論新社
発売日
0000-00-00
ISBN
9784120037054
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安徳天皇漂海記 / 感想・レビュー

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kishi

安徳天皇と南宋最後の皇帝、そして日本神話に登場するヒルコという、幼くして海に消えた高貴な3人をつなげた幻想歴史小説。なんかすごい。

2019/12/31

目玉おやじ

浪の下にも都のさぶらふぞ。壇ノ浦の戦いで入水した幼帝。僅か8歳の子供を政争の犠牲にしなくとも…、とは誰しも思う事だが、ここまで圧倒的な世界を創り上げるとは!神話と史実と虚構が混然一体となった一大叙事詩は、無味乾燥な史実を明らかに凌駕している。特に第二部の息が詰まる様な叙情的な幻想世界は凄い。酸欠になるかと思った(笑)日本・中国・欧州、異なる世界・時代の事象と伝説が、蜜色の光を浴びてシンクロしていく様が幻惑的で美しい。作中で或る有名人が語る台詞を引用しておく。「かかる妖しき話は、無用なる故にそそられる-。」

2010/07/03

らぐ

本の装丁に惹かれて読みだしたけど、面白かった!安徳天皇が海をどんぶらこ~と流れるのかと思ったら全然話違う。安徳天皇の心を沈める話だった。第二章は本当に引き込まれた。二人の幼帝が切ない。

2015/10/14

KIO

この本の世界の雰囲気が好きなら楽しめると思います。現実の歴史を下敷きにしたファンタジーです。雰囲気はよいです。現実に存在する歴史書や短歌を使って、実際とは異なる独自の解釈をして物語の中にとりこんでいっていますが、大人としては抵抗感を感じます。本来の歌や書物の受け取り方をゆがめ、狭めているように感じるからです。

2017/09/27

ヤボテン

既存の宇月原作品に比べて半分くらいの分量なんだけど濃密な作品だった。『高岳親王航海記』や『平家物語』、マルコポーロなど様々な虚実の世界の本歌取りが織りなす物語は非常に魅力的。和歌と共に語られる実朝の悲劇がつよく心に残る。

2012/08/19

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