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膠着

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作家
今野敏
出版社
中央公論新社
発売日
2006-10-01
ISBN
9784120037788
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膠着 / 感想・レビュー

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装丁の絵力が凄い。五月女ケイ子さんのイラストのなかでも群を抜くキメっぷり。中身はライトなお仕事小説。糊メーカーの社運をかけた開発品が『くっつかない接着剤』だった。ザ・失敗作。再開発は間に合わず、何としてでもアイデアで乗り切らなければならない。新入社員の啓太とスーパー営業マン本庄のコンビが極秘会議に参戦する。私はクリエイティブ要素がゼロなので、アイデアが出るまで帰れない会議なんて気が狂いそう。啓太も初々しくて好青年だし、「俺に売れないものはない」の本庄もなかなか格好よかった。展開としてはベタだけど楽しめた。

2021/06/02

BlueBerry

序盤から大体の流れが予想出来る内容だった。ラストも概ね予想通り。物足りなさは残る物の分かりやすくてサラッと読めるのが良かったです。序盤○中盤○ラスト○総合○

2014/10/10

さっこ

今野さんのお仕事小説、企業ものです。老舗の接着剤メーカーに勤める新人営業マン丸橋啓太。敵対的買収されそうな中、「くっつかない接着剤」という失敗作で何とか会社の起死回生のため奮闘するライトな作品でした。今野作品で警察官が出てこないは珍しいかなって感じです。面白かったけどちょっと物足りない感じでした。表紙に惹かれます。

しょこ

接着剤メーカーの新入社員、丸橋啓太が主人公のラーーーイトなお仕事小説だった。丸橋くんの感性に癖がなく平凡な人柄がかえって読み心地よくて、気軽にストーリーを追えて面白かった。内容は…池井戸さんの縮小版のような。笑。何だかわからなくても、とりあえず仕事や目の前の事を“好き”になってみるコトが大事なのかな~☆

2018/05/26

kiyoboo

接着剤のメーカーが新規製品を開発した。しかし、それは接着力のない代物だった。大手企業から株の公開買い付けをされるタイミングだったのでひた隠しにする経営陣。各部署から精鋭達が集められてその使い道を考えさせられる。スパイがいると疑心暗鬼の中に新人の啓太もおまけで加わる。やり手の上司の営業やセクシーで気になる同僚、失敗しても開き直る開発部員。コミカルな展開で読みやすく娯楽として楽しめた。刑事ものやアクションとも違うジャンルだが、今野さんの才能に驚く。

2018/01/17

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