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はるかかけら

はるかかけら

はるかかけら

作家
高崎卓馬
出版社
中央公論新社
発売日
2012-05-24
ISBN
9784120043819
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はるかかけら / 感想・レビュー

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しろ

☆8 オリオン書房で推薦されていた一冊。知らない作家さんだし真っ白でつかみどころのない装丁だが、とても素敵な作品が4編詰まっていた。戦争により引き離されるが確実に在った強い戦時中の恋、兄と妹と母の強い絆がたどる悲劇的な運命を描いたインドでの出来事、同じ男と二度すると死んでしまう種族との恋を秀逸なSF要素で描いた2246年の宇宙社会、歳の差での恋のある盆栽教室、どれもこれも統一感がないようだが不思議と一冊として読める。寂しい雰囲気の中の想いの温かさ、大きな世界に立ち向かうのは小さな人間の一つの心と感じた。

2013/01/27

まめ

日本の戦時中、時代は不明ですがインド?の貧しい村、国は不明ですがはるか未来、そして現代の4編からなる短編集です。共通するのは青い珠玉(ブルーガーネット)。その魅力ある石に振り回され翻弄される者、縋りよすがにする者、みんな宝石に魅せられていきます。特に良かったのが未来を舞台にしたものでユニークな設定が人物やマシン、世界観にみられてとても面白かったです。水牛の娼婦とか2回同じ人と性交をもつと死んでしまう女性とか、もっとこの世界観での冒険の話が読みたくなりました。

2012/11/20

酔眼随感

「はるか」とは、祖母の火葬の場面から、祖母の若かりし太平洋戦中に時は遡り、そして現代に戻る、「遥か」なる時間軸。 「かけら」とは、祖母の遺骨の中から出てきた幻の石「青い珠玉(ブルーガネット)」。 ・・・というのが私の解釈。 祖母の葬式を認識できない認知症の祖父は、実の祖父ではなく本当の祖父は認知症の祖父の兄。兄は沖縄戦に参戦、そこで見つけたブルーガーネットを結婚間もない祖母に送り戦死。その石を片時も離すまいと飲み込んでしまう祖母。そして祖母の死後、認知症の祖父はその石を・・・何だか時を超えて切ない読後感。

2012/09/23

勇ましいチビのノリ公

新聞の書評を見て。 ブルーガーネットにまつわるそれぞれの話。 表題作がいちばん良かった。 再読したい!

2012/07/30

sidmar arai

祖母の遺骨から出て来た幻の宝石ブルーガーネット。ひとつの石でつなぐ、4つの物語。どれもが全くテイストの違う映画のよう。哀しみ、恋、憎しみ、うっとおしさ、恐れ、喪失感、絶望、痛み、下心、様々な感情が湧き上がって来る。

2012/07/11

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