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彼女に関する十二章

彼女に関する十二章

彼女に関する十二章

作家
中島京子
出版社
中央公論新社
発売日
2016-04-06
ISBN
9784120048449
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彼女に関する十二章 / 感想・レビュー

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修一郎

50歳過ぎても気がかりなことはまだたくさんある。家族の振る舞いには驚かされる毎日だけれども,まぁいいじゃないのと人生を肯定して穏やかな気持ちになる,いい物語だった。カミさんが「あがったみたい」かどうかは別にして,家を出て行った息子もいるし,聖子さん家族とは同年代だ。ウチの長男も家を出て,しばらくぶりで戻ってきたら,呼び方がとうさんに変わっていた。あと何年かしたら息子も彼女を家に連れてくるのだろうか。その瞬間は今から楽しみだったりもする。息子の「精進落とし」は大歓迎だ(^^;)・・・・

2017/04/25

まちゃ

50歳の主婦・宇藤聖子の日々の出来事を60年前の昭和の文士・伊藤整の随筆「女性に関する十二章」と絡めて描いた面白い趣向の作品でした。ミドルエイジ女性の感性、脳内独白(独り言)がユーモラスで楽しめました。しっかりした仕上がりの良作だと思います。

2016/08/14

なゆ

なんかしみじみと面白~い。60年前のベストセラー『女性に関する十二章』について、聖子さんと夫のマモさんが交わす会話がなかなかいい味だしまくり。仲良さそうでいて、時々聖子さんの冷やかな心の声が小気味良くて。聖子さんの身の回りに新たに起こるいくつかの出会いも、それぞれに面白いんだなぁ。ほんのりかすかなドキドキ感も。なんだかんだで聖子さんみたいな感じで相手と渡り合えたらいいなぁと思う。初恋の相手によって作られる美の基準だとか、人生と金だとか、ひたすらふむふむ。あと、日本的情緒の話は心に刻みつけておきたい。

2016/06/21

いつでも母さん

聖子さん、なんだかんだ言いつつも幸せな女性です!なんとなく私には物足りなくもあり、たんたん・サクサクと読み進んでしまいました。所どころ『ドキッ』としたり『そうそう』と頷いたりもしたけれど。義弟・小次郎さんのキャラが好き(笑)50歳って、男性も勿論そうかもしれないけれど、女性には一つの区切りというか、なにか感じるお年頃ですよね(私だけ?)この先は現実問題として体と頭は老いに向かって行くのだけれど、心は気持ちはしなやかさを失わずに、加えて経験と言う見方もつけて生きていきたいものです。ね?聖子さん。

2016/05/13

たんぽぽ

この作品の世界観、好きです。 でも、世代や性別で評価が異なる作品のようにも思えます。 聖子さんと守さんはいいご夫婦。 若い頃は、子供が巣立った50歳なんてもうこれといったことがない、人生の残り物みたいなイメージで捉えていたように思うけど、いやいやどうして。 青春時代の思い出も、現在の生活も、そしてこれから始まる新しい生活も全部抱えて、軽やかに生きていきたいもんです。

2016/05/07

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