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ていだん (単行本)

ていだん (単行本)

ていだん (単行本)

作家
小林聡美
出版社
中央公論新社
発売日
2017-10-05
ISBN
9784120050121
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ていだん (単行本) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

タイトルの'ていだん'とは三人が向かい合って話をするコトを言うんだそうです。そんなタイトルにあるように小林聡美さんが二名の18組にもおよぶゲストを招いて、あらゆるテーマでたくさん語ってくれています。中でもやっぱり興味深かったのは、あの名作『かもめ食堂』の三人が再び揃って、当時の撮影を振り返るトコかなと。小林さん作品の常連?となっている加瀬さんや光石さん、市川姉妹なども登場し、改めて小林さんだけが持ちうるナチュラルな人柄の良さを浮き彫りにしてくれています。しかし、当たり前ですが彼女も遂に50代になったか。

2019/11/09

ぶんこ

小林聡美さんと2人のゲストをお迎えしての鼎談集で、よく知っている人、初めて知った人との話の中には「私の中にはない視点で物事を捉えポツリとこぼされた言葉には、文字どおり目から鱗が落ちました。」と小林聡美さんがおわりに書かれていたとおりに、様々な気付きがありました。発酵の不思議に、子ども達の居場所、食べるって?、動物の命について等々「目から鱗」と感服、反省と心がウロウロしましたが楽しい読書でした。

2018/10/03

テクパパザンビア

面白かった。「鼎談」こんな漢字始めて知った。かもめ食堂から小林聡美さんがお気に入りです。転校生の頃は⁇でしたが。色んなジャンルの様々な人の話を聞けて楽しかった。

2018/07/27

竹園和明

鼎談という言葉、今回初めて知りました。なるほど、三つ脚を「鼎」っていいますもんね。自分も3人での酒飲みが一番楽しい(笑)。てなわけで小林聡美+2人による対談集。松岡享子・群よう子との対談で、70年代に子供の気質が一番変わったと言う松岡さんの話は興味深かった。また宇多喜代子・森下圭子との俳句談義。限られた字数の中で世界観を的確に表現する俳句は、確かに奥深い。語彙とセンスがなければ出来ないでしょうね。小林聡美は誰とのどんなテーマにも合わせたトークを落ち着いてしていて、受けの美学を持っている人だなと思いました。

2018/02/05

吾亦紅

小林聡美さんとゲスト2人との鼎談、全18回。人生全て受け身でここまできたという小林さんだが、いやいや、そこには器の大きさと柔らかさが備わっていらっしゃるので、とても素敵な女主人っぷりでした。どの鼎談もとても興味深く読んだ。猫好きとしては、坂崎千春さんと坂本美雨さんを迎えての「猫の徳」、大きく頷きながら、ときに涙ぐみながら何度も読みました。

2019/09/02

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