さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい (単行本)
さよならの夜食カフェ-マカン・マラン おしまい (単行本) / 感想・レビュー
ウッディ
クラスで仲間外れになった女子高生、ネット炎上で窮地に立たされた料理人、特別である事にしか自分の存在意義を見出せないセレブ主婦、今夜も心身ともに疲れ果てた人々がたどり着いたのはマカンマラン。体に優しい料理とリラックスできる飲み物とシャールさんの温かい言葉が心に沁みます。これまでの登場人物にゆかりのある人々の話が多く、最終回にふさわしい内容でした。こんな奇跡のようなカフェがあれば、救われる多くの人がいる。シャールさんの病気が悪化していないようなので、どこかで再び会えると信じています。面白かったです。
2019/05/26
ゆのん
出版社から頂いたゲラにて読了。大好きなシリーズも今回で『おしまい』。今回も美味しそうな料理の数々。素材の持ち味を生かした栄養価の高い数々の料理はシャールの人柄がそのまま現れているように感じる。そして何といっても素敵な言葉達。心の奥にいつまでも残る宝物のよう。今回でマカン・マランともシャールともお別れ。寂しい気持ちはあるがまたいつか会えると良いな。
2018/11/11
fwhd8325
表紙にも背表紙にも、マカン・マランおしまいと書いてあります。このシリーズ、おしまいなんです。最終章は、しんみりというか、レクイエムが流れているような景色でした。誰もが、元気になれる、そして生き返る。特別なことなんかなくても、人は前を向こうと意識すれば、必ずやり直しできる。古内さんの謝辞が泣けてきます。とってもいいシリーズでした。ありがとうございます。
2019/03/18
蒼
人知れず小さな小路の先にひっそりと明かりを灯す夜食カフェ「マカン・マラン」が、いつまでも都会の生活に疲れた人達を癒し明日に向かう力を与えてくれる場所でありますように、深夜のカンテラに小さくとも希望の光が灯り続きますように、と祈りながらページを閉じた。
2019/03/12
香翠
とうとう読み終えてしまいました。好きなシリーズだったので今はとても残念、寂しい気持ちでいっぱいです。でもたくさん出版される作品の中からこの本を選び出した私の「読み手の感」の様なものを信じて、これからもすてきな作品を見付けて行きたいな!とも感じています。
2019/02/21
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