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続 横道世之介

続 横道世之介

続 横道世之介

作家
吉田修一
出版社
中央公論新社
発売日
2019-02-20
ISBN
9784120051630
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続 横道世之介 / 感想・レビュー

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ウッディ

就職活動に失敗した横道世之介は、バイトとパチンコで生活するという最悪の1年を過ごす。善良な世之介は、他人の懐にスルリと入り込み、多くの人の心に軌跡を残す。10年も前に読んだ小説の主人公と再び出会えることがこんなにも嬉しいなんて・・。彼の24歳からの一年を描いた物語だが、いつまでも読んでいたいと思える数少ない小説でした。コモロン、桜子さんと亮太、浜ちゃんら、この物語の登場人物と同じく、自分を含めた読者も、何かの拍子に世之介のことを懐かしく、切なく思い出す、そんな小説です。とっても、面白かったです。

2019/08/19

nanako

小説も映画も大好きな「横道世之介」の続編。楽しみにとっておいた本作をGWの最終日に自宅でのんびり楽しみました。しょうこちゃんをはじめ大学時代のメンバーは出てきませんでしたが、素敵な人に囲まれた世之介は、世間の目で見れば「人生の底」かもしれませんが、幸せそうでうれしくなりました。あまり誉め言葉としてつかわれない「善良」ですが「善良でなにが悪い」という作者のメッセージが伝わってきました。本作の前に読んだ「傲慢と善良」でも「善良」がテーマになっていましたが、吉田修一と辻村深月の善良の描き方の違いを感じました。

2019/05/06

酔拳

前作と、登場人物が変わったが、現在と過去を行き来する手法はそのままで、小説の良さが詰まっていた。また、登場人物達のキャラの良さも相変わらずで、小説に重みを与えている。世之介のような性格の男は、バブル期以前の社会でなら通用したかもしれないが、バブル期以後の冷え切った社会では、社会からはじきとばされるんだろうなと思った。でも、世之介のような性格の男は、日本には絶対に必要だなとも思う。世之介のように、善良な気持ちを持った人が活躍できる世の中はきっと、おもしろいだろうな!

2020/04/26

seacalf

まさか世之介の続編が読めるとは。自分もこんな風にふわふわと将来が定まらず、気心の知れた仲間と飲み遊んでいた時期があるので何だか懐かしい気持ちに浸れる。あの時代のちょっとしたアイテムが不意に登場するので懐かしさでこそばゆい。どこか力が抜けた世之介の人の良さは相変わらずで、昔の飲み仲間達を思い出す。たまに思い出したかのように酔っ払いメールを送ってくる彼は元気かしら。さらりとストレスなく読めて、さりげなく幸せのかたちを表現してくれる。これはまだ続編が期待出来そうだ。世之介の善良さを感じる写真、見てみたいな。

2019/09/26

大阪のきんちゃん2

ああ!何か泣けてくるし笑えてくる! そんな感覚を前作同様抱きました。 自らに置き換えて、あの時は全然空気読めてへんかったなあとか、善良で愚鈍、残念な奴だけど憎めないしイイ奴だったなあと思い出したりとか、まあドン底とは言わないまでも苦境の一隅を照らす存在、そんな世之介と彼に関わった人々との物語です。 ガチガチの成功譚に飽きた人にはピッタリ! 人生のダメな時期、万歳。人生のスランプ、万々歳。吉田センセーもそう言ってます。 桜子チャンや祥子チャン(これは前作)との関係が残念でもあり、ちょっと羨ましい!?

2019/07/23

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