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続 横道世之介

続 横道世之介

続 横道世之介

作家
吉田修一
出版社
中央公論新社
発売日
2019-02-20
ISBN
9784120051630
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あらすじ

人生のダメな時期、万歳。人生のスランプ、万々歳。
累計27万部突破。青春小説の金字塔、ふたたび。

バブルの売り手市場に乗り遅れ、バイトとパチンコで食いつなぐこの男。横道世之介、24歳。いわゆる人生のダメな時期にあるのだが、彼の周りには笑顔が絶えない。鮨職人を目指す女友達、大学時代からの親友、美しきヤンママとその息子。そんな人々の思いが交錯する27年後。オリンピックに沸く東京で、小さな奇跡が生まれる。

続 横道世之介 / 感想・レビュー

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ゆみねこ

横道世之介、なんと愛すべき存在だろうか。大学を卒業しても就職出来ず、人生のダメな時期をすごす世之介。だが、彼は周りの人を幸せにする。そして27年後東京オリンピックへと物語はつながる。じんわりと感動が広がる、読み心地よい1冊です。お薦めします。

2019/03/09

のぶ

前作の「横道世之介」があんなラストを迎えたので、続編を出されてどんな物語になるのかと思ったが、元気に蘇ってくれて面白く楽しむ事ができた。本作での世之介は、24歳から物語が始まる。就職の採用に乗り遅れ、アルバイトとパチンコで何とか生活している姿があった。世之介のキャラクターは前作とあまり変わっていないが、ここでは“愛すべきダメ男”という表現が合っていると思う。青春度は前作より薄目。そんな状況でも周りの登場人物が良い人ばかりで、いろんな人に囲まれて、人生を楽しく生きている姿は、清々しいものがあった。

2019/03/10

chimako

世之介はもう死んじゃってるのに、ここにいる世之介は相変わらずゆるゆると、ぬるいプールで浮かぶように毎日を過ごしている。もう死んじゃってるのを知ってるから、所々でふいに涙が溢れて困る。読み終えて、世之介がいないことが悲しくてしばらくぼんやりしてしまう。そして、感想を書きながらまたまた泣けてハンカチが濡れる。世之介が大好きだった亮太は東京オリンピックで走ってるんだよ。浜ちゃんはしっかり実力を認められるの寿司職人なんだよ。コモロンはベトナムでパラリンピックの選手に関わっているんだよ。みんな元気だよ。世之介~

2019/03/23

hiro

『横道世之介』のときも感じたが、この続編を読み終えた後も、なんとも言えない幸福感を感じる。続編は、大学を卒業したが就職できなかった世之介の、Jリークで沸いた年である1993年の4月から1年間が描かれている。相変わらず頼りないくバイトとパチンコで暮らす世之介だが、続編で登場するコモロン、浜ちゃん、桜子、亮太は、世之介との交流を通じて世之介の善良さを感じ、世之介に引き付けられていく。また読者も世之介の善良さによって、心地よく感じることができるのだろう。高良健吾主演の映画の続編と、小説の続々編も期待する。

2019/03/17

pukupuku

なんてことないまったりとした日常の日々。幸せをまとったとある一年の出来事。だけど、世之介と出会い、関わった人々の運命を変えたであろう一年。もう、世之介は、そんな一年があったなぁなんて思い出すこともかなわない。そんなふうに思ってしまうから、突然胸が熱くなって涙がこぼれ落ちる。善良な人って言われることを、世之介はあちら側で困った顔してやめてよなんて言ってるのかな。世之介が過ごした別の一年を是非またみたいな。

2019/03/16

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