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黄金夜界 (単行本)

黄金夜界 (単行本)

黄金夜界 (単行本)

作家
橋本治
出版社
中央公論新社
発売日
2019-07-06
ISBN
9784120052101
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黄金夜界 (単行本) / 感想・レビュー

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starbro

橋本 治は、学生時代からずっと読み続けている作家でした。本書は、著者の遺作?でしょうか。著者版、平成の『金色夜叉』、著者ならではのエスプリも効いていて、遺作に相応しい秀作でした。改めて著者の冥福をお祈りいたします。 https://otekomachi.yomiuri.co.jp/enta/20180607-OKT8T86254/

2019/07/29

yuyu

現代版「金色夜叉」。大体のあらすじは知っているが、読んだことはない。似ているのか否かはよくわからないが、現代版とはいえ、どこか古臭さを感じてしまう。昭和の香り?表紙がなかなか過激で職場などで読むにはちょっと…。

2019/12/12

小鈴

一行目を読んでから止まらなくなった。先が読みたくて一気に読み進め昼前に読み終わり言葉を失った。え?なんで?。用事を終えて夕方にもう一度、最後の章である黄金夜界を読んで苦い薬を飲み込むように理解した。一度目は橋本治が癌治療をしなければこんな終わり方にはしなかっただろうと思ったが、二度目は、いや、このために書き込んでいたのだと理解した(生きていたらこの結末に向けてもっと書き込んだろうが、結末は変わらないだろう)。絶望をこのように書ける作家は他にいるのだろうか。

2019/07/14

くさてる

橋本治の遺作。尾崎紅葉の「金色夜叉」を現代を舞台にリメイクしたもの……なのだけど、そこはそれ、橋本治なので一筋縄ではいかない。安易に感情移入することを拒むような酷薄でとらえどころがない登場人物たち。でもそれぞれがたどる運命に引きずられて、あっという間に読みました。ところどころにはっとするような人生の機微を突いた文章がある。かれらがどうしてこうなったかをちゃんと書いてある。そしてそれが、現代社会への冷静な眼差しのもとだと分かる。やっぱりこの人、最後までちゃんと現代の日本を見てたんじゃないか、と思いました。

2019/08/24

ソングライン

大学卒業を間近に控えた熱海のよる、主人公間寛一は婚約者ミヤから「大人になりたかったの」と突然の別れを告げられます。何故だ、俺はどうすればよい、帰る家、愛する女性をその日に全て失った彼に残ったのは、わずかな金と若い肉体でした。そこから、ただ生きるための寛一の生活が始まります。この物語は、復讐劇でも、愛憎劇でもありません、人は何のために生きるのか、作者の魂が読者に問いかける青春劇です。新聞連載の時に引き付けられたのは、主人公が気づいたあまりにも切ない生きる目的でした。寛一ロス始まりました。

2019/07/14

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