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あの日の交換日記 (単行本)

あの日の交換日記 (単行本)

あの日の交換日記 (単行本)

作家
辻堂ゆめ
出版社
中央公論新社
発売日
2020-04-18
ISBN
9784120052996
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「あの日の交換日記 (単行本)」のおすすめレビュー

“そうだったのか!”の連続と、その真実が連れてくる感動――気鋭のミステリー作家・辻堂ゆめ連作短編集『あの日の交換日記』

『あの日の交換日記』(辻堂ゆめ/中央公論新社)

 この長い巣ごもり生活のなか、ふと思い立って始めた部屋の片づけ。そこでひょっこり出てきた懐かしいものたちと嬉しい再会をした、という人が増えているという。誰かからの手紙や撮ったことすら忘れていた写真、そして仲良しグループや、付き合っていたあの子との交換日記。DAIGOと北川景子が結婚前に交わしていたということでも話題になった交換日記は、よく考えてみると不思議なコミュニケーションツールだ。いつも会い、喋っている相手に、手渡しで言葉を届ける。今の時代、LINEやメールを使えば、すぐ書けるものをわざわざ手書きでしたためる。互いの書いた文字が一冊のノートのなかにどんどん降り積もっていく――。交換日記のなかに書かれた言葉には、知らず知らずのうちに、他のコミュニケーションツールとは違う作用が起きているのではないだろうか。

「このミステリーがすごい!大賞」優秀賞受賞作『いなくなった私へ』でのデビュー以来、軽やかなタッチと繊細な心理描写、そして鮮やかな仕掛けで注目を集めてきた辻堂ゆめの最新作『あの日の交換日記』(中央公論…

2020/4/30

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あの日の交換日記 (単行本) / 感想・レビュー

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starbro

王様のブランチのBOOKコーナーで紹介されたので、読みました。辻堂 ゆめ、初読です。交換日記連作短編ミステリの感動作でした。オススメは、『入院患者と見舞客』です。本作は、次の本屋大賞にノミネートされるのではないでしょうか?私自身は、今まで一度も交換日記行ったことはありませんが、デジタルな時代こそ、アナログな交換日記が新鮮かも知れません。 https://www.townnews.co.jp/0601/2020/04/17/524853.html

2020/07/07

しんたろー

辻堂ゆめさん初読み。交流の多い読友さんたちが絶賛だったので期待値が上がって、購入して読んだが満足できた。連作短編形式の物語は、交換日記をしている人たちが一編ごとに変わりながら段々と人が繋がってゆくのが心地好い。初めて加納朋子さんを読んだ時に「ハートフルなミステリってあるんだなぁ」を思い出した。オチが読める話もあったが、人を見つめる優しい瞳を感じて温かい気持ちになれた。会話も構成も巧くて才能の高さが伺えるので、他作品も楽しみたい。それにしても、小学生時に初恋の人と交わした日記は何処に行ってしまったんだろう?

2021/04/12

こなな

読み終わったのが電車の中だったので涙を止めることが大変だった。涙を我慢したから、鼻水が…マスクがあってよかった。1つ1つのお話に種明かしがある。真相が隠されていて、読者の私は、まんまとやられてしまった。辻堂先生天才。前向きで誠実さにあふれている。短編集かと思ったらしっかり同一世界で繋がっていた。そして1人の登場人物が複数の役をしているのだ。愛美さんが元気に幸せに人生を歩んでいた。とても誠実な旦那さんと。よかった。本当によかった。

2021/06/25

utinopoti27

教師と児童、姉と妹、母と息子、加害者と被害者、上司と部下、夫と妻・・本作は、日記を交換しあう人物たちを描く連作短編集だ。一見、交換日記にはそぐわない組み合わせがあったりするが、実はこの短編、それぞれに叙述トリックが仕組まれている。読み進めるうちに積み上がってゆく小さな違和感が、最終話で全て回収されると同時に、一つの大きな人間ドラマが完成するという仕掛けなのだ。本作を楽しむコツは、とにかく素直に騙されること。そうすれば著者の斬新なチャレンジの意図が見えてくるし、感動もより深いものになるだろう。おススメの一冊

2021/04/30

ムーミン

すばらしい。まだとても若い若い作家さんなのに。読みやすいし、構成は面白いし。もう少し、辻堂ゆめ作品、読んでみます。

2021/02/22

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