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憂き夜に花を (単行本)

憂き夜に花を (単行本)

憂き夜に花を (単行本)

作家
吉川永青
出版社
中央公論新社
発売日
2020-06-08
ISBN
9784120053115
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憂き夜に花を (単行本) / 感想・レビュー

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さつき

江戸時代の花火師六代目鍵屋弥兵衛の物語。大川(隅田川)に出る屋形船からの注文を受けて花火を上げるという商売法にびっくり!どこまで史実なのかは分かりませんが、今の花火とは大分違ったんでしょうね。飢饉や疾病により窮迫した人々の様子は胸が苦しくなりました。あまりに打撃が酷かったため、保守的になってしまう商人の気持ちもよく分かります。傷ついた人々に活力を取り戻させる働きを花火が担えたなら、素晴らしいことです。閉塞感に満ちた今の状況も相まって、臨場感がありました。来年は花火を見られたら良いな。

2020/08/23

ポチ

飢饉に疫病、人々が当たり前に死に憂しかない中、花火で少しでも明るく前向きになれるようにと、世の中に立ち向かった花火師・六代目鍵屋弥兵衛。物語が淡々と進むのと最後の花火がちょっと分かりづらかったが、楽しめた作品。

2020/08/17

TITO

江戸時代、花火師、鍵屋の弥兵衛と隅田川の花火大会の始まりの話。飢饉と疫病にあえぐ江戸の人々が復活していく姿が、今のコロナの時代と重なってここから打開していく活力になるような1冊でした。

2020/10/03

ひいろ

★★

2020/11/13

田中峰和

享保18年(1733年)の両国川開きを起源とする隅田川花火大会は、コロナの影響で中止となった。吉宗時代、飢饉で餓死者の出たころ、少しでも人々の気持ちを明るくしようと尽力した花火職人たちの物語。余裕のある人が金を使うことで少しでも経済復興につながると考えた弥兵衛は、トリクルダウン説を唱える現代の経済学者のようだ。花火の見物に集まった人々に夜店を提供し、自分たちの出費をカバーしようとした弥兵衛は、商売人としても立派。大工や飾り職人たち異能の連中の手を借りながら成功に導く。コロナ封じにも一役買ってほしかった。

2020/08/19

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