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田辺聖子のエッセイ-食べるたのしみ (単行本)

田辺聖子のエッセイ-食べるたのしみ (単行本)

田辺聖子のエッセイ-食べるたのしみ (単行本)

作家
田辺聖子
出版社
中央公論新社
発売日
2023-01-19
ISBN
9784120056215
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田辺聖子のエッセイ-食べるたのしみ (単行本) / 感想・レビュー

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優希

食べることに関するエッセイでした。美味しそうな食べ物から、おせいさんは食べることが楽しくて大好きなんだろうなと思います。そんな些細な幸せを分けてもらった気分になりました。

2023/02/05

よこたん

“私は、チマチマ、コチョコチョいろんな種類がきれいに入ってる幕の内弁当なんか好きだから、駅弁を買ってたべるのをたのしみにしている。” エッセイ。大阪弁の本が好きやと言うてて、いっこも田辺聖子を読んでへんのはアカンわな。もう帰られへん昭和、私らが子どもの頃の大人の世界を覗くような気分。せわしない日々の中でも食べるんを大事にしてはった姿(それとお酒呑むんも)、料理をこしらえるのんも楽しんではった姿。オッチャンや親しい人らとの掛け合いに笑う。「てっちりオバン」「とりこみ主義」「大阪のおかず」が、かなり好み。

2023/03/20

くさてる

ずっと読んできた田辺聖子のエッセイだけど、新たに編まれた一冊ということで、久しぶりに手に取った。ちょっと驚いたのは、ここで描かれている食事の風景、思い出が、自分が昔、昭和初期の文学者のエッセイを読んだときに感じたような遠い時代のように思えたこと。それはまあ、数十年前のことなんだからそうなのかもだけど、田辺聖子もその枠に入るようになったんだなあと思いました。内容はおせいさんらしい食の楽しみ、蘊蓄というよりはこだわり、好きなものを語るもので、楽しく読みました。

2023/02/28

ズー

読み始めは、なんか厳しい姑感あってとっつきにくいなー…と思ったが、読めば読むほど面白い!食に限らず、女として人として生きていく助言みたいなものももらえたような。とても食や季節を大切にする方だったんだなぁと。

2023/02/20

たっきー

食べ物エッセイ。食に関心のある人のエッセイは楽しい。きつねうどん、鱧、鯨のコロ等関西の食だなぁと思うものがたくさん登場。献立メモと買い物記録を見るのも面白い。当時との値段比較や、食べなくなったものを見つけたり(白アスパラガスの缶詰、今は食べることないな)。

2023/04/04

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