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物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで (中公新書)

物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで (中公新書)

物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで (中公新書)

作家
根本敬
出版社
中央公論新社
発売日
2014-01-24
ISBN
9784121022493
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物語 ビルマの歴史 - 王朝時代から現代まで (中公新書) / 感想・レビュー

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yutaro13

ミャンマー旅行前のお勉強のために。中公新書の〇〇の歴史シリーズは著者によって著述スタイルがかなり違うが、このビルマの場合は近現代政治史に重きが置かれており「物語」要素は薄め。450頁ほどのうち王朝時代はわずか70頁ほど、残りは19世紀以降に割かれる。個人的にはビルマ王朝時代の歴史物語をもっと堪能したかったところだが、英国植民地時代、日本軍政期、独立後の歴史については大変勉強になった。本書は2014年刊行なので、アウンサンスーチーが政権中枢に入って以降や直近のロヒンギャ問題については別に補足する必要あり。

2019/12/19

balthazar

著者はビルマ研究家。「ビルマ」から「ミャンマー」への国号変更は軍事政権が一方的に行ったとの著者の立場により書名にビルマが用いられていることに注意。「ビルマの歴史」ではあるが、近現代史中心の記述。「ビルマ・ナショナリズム」についての優れた考察がこの本の特徴であり、英国の植民地支配からの解放に大きな力となったビルマ・ナショナリズムは独立後はその排他性ゆえに他民族との協調を阻害する要因となったり、ロヒンギャー問題へのビルマ国民の無理解の要因となるなど問題点が多いことが指摘されている。

2018/04/04

coolflat

ビルマの歴史。ピュー~モン人(主にドヴァーラヴァティー王国)~パガン朝~トゥングー朝(正確にはタウングー朝であると本書は記述)~コンバウン朝~イギリス植民地期~独立期まで。本書の4分の3以上が現代史(イギリス植民地期以降)で占められている。なおアウンサンスーチーの生い立ちやロヒンギャー虐殺(なぜ虐殺が起こるのか。その歴史背景)についても書かれている。ロヒンギャー虐殺について余り言及しないと批判されるアウンサンスーチーの複雑な心境(面従腹背しているのか、完全服従しているのか、結局判断できないが)も垣間見れる

2018/01/01

CCC

ほとんど近代史。他国を利用したりされたり、ひどく政治的だった気がする。思惑を内に秘めながらも、それを公言するのは難しい、という状況ばかりだったからかもしれない。だからこそ意思表示が義務だという考えも生まれたのだろう。

2014/04/08

Akihiro Nishio

かなりのボリュームで時間がかかってしまったが、面白かった!ほんの小さな切っ掛けの積み重ねが国家の運命を大きく変える歴史のダイナミズムを感じた。アウンサンスーチーさんが、なぜ弱者である少数民族の味方をしないのかと批判されたとき、「(私の役割は)和解者として振る舞い、法による支配を確立し、双方が暴力に頼らず、身の危険も感じることなく、安心して対話に望める制度と仕組みをつくることにあります」と答えたことが印象に残った。ここ言葉は心に留めておこう。

2014/03/24

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