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競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)

競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)

競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)

作家
大竹文雄
出版社
中央公論新社
発売日
2017-08-18
ISBN
9784121024473
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あらすじ

協力を否定し、利己的で、やられたらやり返す――。成績に順位をつけず、競争より協力を重視した教育を受けた子どもは、そうした価値観をもつという。それはなぜか。競争というと、日本では否定的にとられがちだが、自分の強みを見つけ、社会を活性化させる機会でもある。チケット転売問題から、政府が取り組む女性活躍推進、社会保障給付の問題まで、競争社会を生き抜くための大きなヒントを与える。

「競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書)」のおすすめレビュー

競争はないほうがいいって本当? 社会を衰退させるかもしれない「競争嫌い」への疑問

『競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには』(大竹文雄/中央公論新社)

「運動会の徒競走でみんな手をつないでゴールする」という取り組みをした小学校の話をどこかで耳にしたことがある。理由は「競争を避けるため」だったと思う。たしかに「競争社会」にはネガティブなイメージが含まれている。みんなが厳しい目つきをして、我先にと他人を蹴落とし、足を引っ張り合い、格差が生まれる……そんなイメージがある。

『競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには』(大竹文雄/中央公論新社)は、そういった「反・競争的」な考え方に疑問符を投げかける一冊だ。「競争はないほうがいいって本当――?」をキーワードに、競争社会の仕組みやメリットを明かしていく。

■はたして「反競争的教育」の効果は?

「競争」よりも「協力」を重視する教育は存在する。たとえば成績の順位をつけない、運動会で徒競走を種目に入れない、あるいは徒競走を入れたとしても順位をつけない、といったものだ。そういう教育を受けた子どもたちは、一体その後どう育ったのだろうか。

 ある研究では、驚くことに、反競争的な教育を受けた人…

2018/4/16

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競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書) / 感想・レビュー

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KAZOO

最近私はこのような行動経済学的な分野(ある意味、最近の数学的な手法による経済学とは一線を画している分野だと思うのですが)に興味を持ち始めています。完全にミクロな個人の経済行動分析だと思うのですが、それを非常にわかりやすい例を用いてわかりやすい言葉で説明してくれています。その行動がSNSなどインターネットで大きく増幅されるという分析も今後は重要になってくると思われます。

2017/10/18

えちぜんや よーた

「競争しないほうが良い」という考え方は、裏を返せば「敗者復活戦やリーグ戦昇格システムがないから」ということなのでは?高校野球のようにトーナメント方式で勝負を決めるのではなく、東都大学野球のように5部リーグまで作るようなシステムがあればと思う。言い方を変えるとそれだけ社会保障の制度が消極的で貧弱であるとも言える。日本のエラい人たちは何も考えないか、考えていても何もできないことのどちらか。割と小ネタっぽい話が多いので、読む人によって感じるところは様々だと思う。自分は競争社会と聞いて、「社会保障」でといてみた

2017/10/02

まちゃ

行動経済学に基づく知見から競争社会を有利に生きる抜くヒントが得られる一冊。「競争が少ないと、自分の本当の長所を知ることができない。競争のおかげで私たちは自分の長所を見つけることができる」、「人口減少下の高齢社会をより豊かに生きていけるように様々なイノベーションを促進するための環境づくりが必要」という主張には納得。「反競争的な(順位をつけない)教育を受けた人たちは、利他性が低く、協力に否定的で、互恵的ではない傾向が高い」という結果には驚かされました。競争と助け合いの両方の適切なバランスが大切なんですね。

2017/10/29

かごむし

経済学を用いたものの見方、考え方など。経済学と言えば、古典経済学で仮定とされる、常に最善の意思決定ができる合理的経済人が有名だが、近年では、人間てそんな合理的な行動はできないよ、という反省から経済学自体を否定する人も多い。この本では、実例を元に、なぜ人間が、合理的な行動ができないのか、という合理的な考察があり、非常に説得力があるので、読んでいて知的で大変に面白かった。学問の研鑽の行きつくところは世界の見え方が変わることだと僕は思っているが、こういう本を読むと知的好奇心が大いに刺激される。何度も読みたい本。

2018/10/26

ビィーン

「他店価格対抗」の家電量販店広告には勘違いしていた。なるほど、そうか。

2017/12/09

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