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脳とAI-言語と思考へのアプローチ (中公選書 125)

脳とAI-言語と思考へのアプローチ (中公選書 125)

脳とAI-言語と思考へのアプローチ (中公選書 125)

作家
酒井邦嘉
合原 一幸
辻子 美保子
鶴岡 慶雅
羽生善治
福井直樹
出版社
中央公論新社
発売日
2022-01-07
ISBN
9784121101259
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脳とAI-言語と思考へのアプローチ (中公選書 125) / 感想・レビュー

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てっき

書店で気になって買った本。中身は言語学(特に言語脳科学)と将棋の観点から、昨今の大規模深層学習モデルのAIに関して考察した座談会をまとめたもの。チョムスキーの理論をベースとしているので、おそらく異論反論は大いにあると思われるが、普段意識しない自身らの用いる言語の思考と生成型AIが出力する言葉との差を明確に理解するのには非常に役立った。また、将棋等でいわゆる直感や神の一手を産み出すのがリニアな思考だけではないことや棋士(羽生善治)がどういった思考プロセスを踏んでいるのかについての記述は極めて興味深かった。

2024/02/26

どどんぱ

前半は将棋、後半はチョムスキーでした。基礎的な知識がないので、理解できないところがたくさんありましたが、だいたいのところの理解だけで楽しめました。

2024/02/12

けん

幼児が短期間に言語を獲得できるのは、普遍的原理が生まれつき備わっている。

2022/11/05

ハンギ

棋士の羽生さんのお名前があるので手に取ってみた。生成文法とAIと将棋が交差する本でした。羽生さんもAIとかかなり研究されているみたいでした。いま将棋は教師ありの機械学習から、教師なしのAI同士が戦って、データを蓄積をすることで、さらに将棋を解析していくみたいで、勉強になりました。後半部分はノームチョムスキーが紹介されていたり、なかなか満足感がありました。デカルト派が生成文法の先駆なんだ、タブララサではないんだ、という主張はまあ、そうだよなあと思う。AIの研究が進んで人間の脳がもっとわかるといいですね。

2022/11/01

しゅうさく

AIが今後10年足らずで、今の生活を大きく変えると感じた。何が本質かということを見抜いて簡潔に表現することは人間がやった方がいいし、もしかしたら人間にしかできない。これからは問題発見が人間、問題解決がAIになる。AIは常識とらわれない選択肢を与えてくれる、それを取捨選択できる人になる必要があると感じた。

2022/08/29

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