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チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫)

作家
ヘレーン・ハンフ
江藤淳
出版社
中央公論新社
発売日
1984-10-10
ISBN
9784122011632
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チャリング・クロス街84番地―書物を愛する人のための本 (中公文庫) / 感想・レビュー

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まーくん

NY在住の米国女性とロンドン古書店との大西洋を越えた20年に亘る往復書簡。戦後間もない1949年、女性からの古書探し依頼の手紙で始まる。何とも奔放な、毒舌ながらも心のこもった手紙。かたや古書店男性のいかにも英国紳士然としていながら、おおらかで誠実な対応。戦後の苦しい食糧事情の頃からケネディやビートルズの名が出る頃まで、本を愛する者同士のやり取りが続く。英米文学に疎く、交わされる書物についての知識は持ち合わせていないのが全く残念だが、江藤淳氏の格調高い素晴らしい訳文により、その雰囲気が実によく伝わってくる。

2020/01/12

ユメ

ニューヨークに住む女性がロンドン、チャリング・クロス街84番地の古書店に本を注文する手紙を送ったのを機に始まった文通。ヘレーンとフランク、二人の交流は店員と顧客という枠を超えてゆき、他の店員やその家族へもじんわり広がってゆく。その奇妙な絆の萌芽が往復書簡から伝わってきて微笑ましい。もし“私が”ヘレーンだったら、と夢想しただけで小躍りしたくなる。それほど、この愛情を込めた本の受け渡しは魅力的だ。彼女が取り寄せた本のタイトルを片っ端から書き留め、そのリストが長くなっていくのを眺めるたびに幸せを感じた。→

2015/04/23

ゆりあす62

★★★★★ 読友さんがオススメしていたので私もオススメします。2015年に読メに入る前に読みました。ロンドンの古書店とニューヨークの女性の手紙と交流。

2015/02/25

つねじろう

タイトルとカヴァーがお洒落だったので手にしました。本好きとして斯くありたいと云う気持ちになります。書簡の往来でこんな作品になるなんてまさに事実は小説より奇なりです。ニューヨークの英国文学と古本大好きの作家ヘレーンとロンドンの小さな古本屋の社員ドエルとその仲間の本の注文を通しての交流の深化が微笑ましく心温まります。それも20年も続いたのだから驚き。ヘレーンのお茶目さ愛らしさ、ドエルの英国紳士そのものの礼儀正しさとユーモア、古本屋としてのプロフェッショナルぶりが楽しくあっと言う間でした。中味も素敵な本でした。

2017/02/27

らぱん

手紙は大西洋を往復した。物語は戦後間もない1949年でニューヨークに住む古書好きがロンドンの古書店に問い合わせをするところから始まる。馴れ馴れしい米国人はアメリカンジョークを飛ばし、堅苦しい英国人は律儀に受け流す。あけっぴろげな米国人と慎ましい英国人は客と店員として、注文と送付に添える手紙のやり取りで親しくなりながらも節度を保ち絶妙な距離の関係性を築く。書物を愛するもの同士のやり取りは20年続いたが実際に顔を合わせることは無かった。 今よりも不便な時代のゆっくりした時間の流れに懐かしさを覚えた。↓

2020/01/24

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