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天馬賦 (中公文庫 A 72-7)

天馬賦 (中公文庫 A 72-7)

天馬賦 (中公文庫 A 72-7)

作家
石川淳
出版社
中央公論新社
発売日
1988-06-01
ISBN
9784122015227
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天馬賦 (中公文庫 A 72-7) / 感想・レビュー

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seer78

日本の歴史や学生運動に取材した中短編8作。ひらがなを多用し話し口調で読者を物語に引き込む。クライスト的に徹底的に濃縮された短編「無明」「一露」が僕は好きだ。表題作は60年代の政治闘争を背景に作者の「絶対自由」の精神をフィクションとして描き出そうとする中篇。「鏡の中」もそうだが、核兵器や文化大革命、レーニン、ムンツェル、アナバプティズムといった小道具が巧みに配置され、場を盛り上げる。描写少なく、壮大なファンタジーで物語を引っ張る点で、近代文学としては傍流なのだろう。小説というより、ロマンというのが適切か。

2015/03/03

gkmond

感想https://gkmond.blogspot.com/2019/05/blog-post_15.html

2019/05/15

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