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諸葛孔明 上 (中公文庫 ち 3-18)

諸葛孔明 上 (中公文庫 ち 3-18)

諸葛孔明 上 (中公文庫 ち 3-18)

作家
陳舜臣
出版社
中央公論新社
発売日
1993-10-01
ISBN
9784122020351
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諸葛孔明 上 (中公文庫 ち 3-18) / 感想・レビュー

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あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

『泣き虫弱虫諸葛孔明』の約半分のページ数ではあるが、何分分厚い。硬い文体で、漢字に強い方にはお薦め。もっと、今風?楽しく読みたい方は『泣き虫弱虫諸葛孔明』へ。この本で物足りない方も。自分はこれだけでと言う方は、こちらを存分に読まれよ!( ̄ー ̄ゞ-☆

2019/05/13

糜竺(びじく)

吉川英治文学賞受賞作品で、三国志の蜀の劉備玄徳の名軍師、諸葛孔明が主人公の歴史小説です。上巻です。この上巻で非常に興味深いのは、劉備に三顧の礼で迎えられる前の、孔明の生い立ちがかなりのページで描かれている所です。劉備に出会う前に、孔明にも色々な事があったんだなと興味深く読めました。特に、孔明が若い頃には徐州にもいて、曹操が徐州刺史の陶謙に報復の為に大虐殺を行ったのですが、それを孔明も目撃していて、その事が曹操に対しては印象が非常に悪く、劉備についたという見方は面白かったです。続きが楽しみです。

2016/08/07

AICHAN

図書館本。「三国志演義」と違って「史記」や「後漢書」等を頼りにできるだけ史実に近い孔明を描いているようだ。誕生から青年期、そして劉備に三顧の礼をもって迎えられ手腕を振るい始め赤壁の戦いまで。なかなか面白いが、三国志(三国志演義)を知っていればより楽しめるだろうと思った。さあ、下巻。クライマックスの五丈原はどのように描かれるのだろうか。

2018/10/24

Y2K☮

再読。劉備と出逢う前の孔明が興味深い。十代の頃から家族を養っていた苦労人。でも居住地を統治する劉表にも天下に最も近い曹操にも膝を屈しない。小役人では納得しない自負心と力で全てを正当化する覇者への倫理的反発。彼が望むのはただ万民の幸せ。弱者を守る秩序。四十過ぎても流浪している劉備に仕えたのは、たとえ今は非力でもその理想を共有できるから。恩人の領土は奪えないと乱世らしからぬ人間臭さを見せる劉備に自分にはない大きさを感じたから。青臭くてもいい。酔狂で結構。正しいと思う理想の為に意地を張ってこそ男の人生。下巻へ。

2015/06/17

ユーさん

諸葛孔明から見た、三国時代。徐庶・龐統・諸葛亮が揃って時局を論ずる場面と三顧の礼の場面は鳥肌が立ちました。やはり、軍師孔明。発言する一言一句に重みがあり、深い意味がある事を考えさせられます。それにしても、先を読んで行く能力のずば抜けている事、あっぱれです。

2019/03/29

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