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地球(テラ)へ… (1) (中公文庫 コミック版 た 1-1)

地球(テラ)へ… (1) (中公文庫 コミック版 た 1-1)

地球(テラ)へ… (1) (中公文庫 コミック版 た 1-1)

作家
竹宮惠子
出版社
中央公論新社
発売日
1995-01-18
ISBN
9784122022393
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地球(テラ)へ… (1) (中公文庫 コミック版 た 1-1) / 感想・レビュー

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瑪瑙(サードニックス)

地球が死に瀕している未来世界。14歳になったジョミーはソルジャー・ブルーの後継者としてミュウの仲間に迎え入れられる。最初はミュウを化け物呼ばわりして交わろうとしないジョミー。けれどもソルジャー・ブルーから願いを託されミュウたちの指導者となる。地球(テラ)へ向けて皆を導いていくために。一方マザー(機械)の申し子ともいうべき存在、キース・アニアンは確実にエリートへの道を歩み始める。ESPと人間はSF界の永遠のテーマのように思える。自分と異なる者を排除しようとするのは今の地球でも起こっている。悲しいこと。

2018/11/23

sasara

1977年S52 「月刊マンガ少年」記念すべき初少年誌連載作品。巨大コンピュータに管理された未来、計画的な人口管理が行われるなか不適格なミュー(どこかに障がいを持つ超能力者)が母星地球へ反乱を起こす。映画マトリックス(1999年公開)的でもありコンピュータ管理社会、地球環境破壊がテーマを扱う先見の明が凄い。

2021/05/20

白義

荒廃した地球を救うために宇宙に作られた管理社会で、地球への郷愁を求める能力者たち。昔テレビアニメを見たときは斎賀みつきの中性的な演技もありジョミーに幼い印象を抱いたが、今読むと人の生命力とミュウの精神力を併せ持つその力強さが印象に残る。また、ソルジャー・ブルーも退場自体は早いものの、人とミュウの架け橋、そして地球への帰還を願い続けた彼の思想はこの後も作品を引っ張っていく。環境問題や紛争など、連載当時すでに危機が叫ばれていたはずの地球の意義を、それが荒廃しきった遠未来から逆照射して描いているのがとても美しい

2018/05/18

水面頼光

電子書籍で一冊11円の特価だったので思わず購入。数ある竹宮SF作品の最高傑作だと思う。何十回目になるか分からないぐらいの再読。最初に読んだときは雑誌サイズの大判だった気がする。当時のSFは殆どがヒーロー物の中でこの圧倒的なクールさに痺れた。とても好きな作品で各コマのセリフも覚えているぐらい好きだった。連載が1977年。40年以上前とはとても思えない。今読んでも全然遜色がないのが凄い。

2019/09/01

ノリピー大尉

環境破壊で疲弊した地球を救うために、全人類が宇宙に離脱した。そこで人々が暮らすのは、地球を再生するための人材を育成するための管理社会。やがてEPSを持った新たな人種が出現する。

2015/11/08

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