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回想十年 1 (中公文庫 よ 24-3)

回想十年 1 (中公文庫 よ 24-3)

回想十年 1 (中公文庫 よ 24-3)

作家
吉田茂
出版社
中央公論新社
発売日
1998-09-01
ISBN
9784122032446
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回想十年 1 (中公文庫 よ 24-3) / 感想・レビュー

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ZEPPELIN

さすが偉大なる宰相、時おり笑い話も交えつつ面白い文章を書かれた。ハル・ノートを最後通牒とは思っていなかったこと、マッカーサーに対してかなり好意的に書いてあることなど、占領の終了後の文章ということを考えれば、これが吉田さんの本音か。加えて戦中の軍部への敵対心など、この人が当時もっと中枢にいてくれれば……と思ってしまう。金がない、パージのおかげで人もいないという時代に、こういう胆力のある政治家がいてくれたことは日本にとって幸福であっただろうし、この人ならバカヤロー解散も納得である

2015/03/11

うた

回想録や評伝を選ぶとき、目安にしていることが一つある。題材になった人の顔つき、表情が気に入るかどうか。内容が面白そうでも、人物像が合わないとどうも読んでいて頭に入ってこないからだ。この点、吉田茂は十分に興味深い。明らかに一筋縄ではいかないような骨のある顔つきをしていながら、なんとも愛嬌のある表情。簡潔明瞭に見解を述べながら、洒脱で飄々としている。内容は戦前戦中にすこし触れ、戦後交渉に多くを割かれている。まだ一巻目、先は長い。

2012/04/13

yasu7777

これは面白い。吉田茂のような名宰相をこの時期に持つことができた日本は幸運でした。

2014/05/24

linbose

☆☆☆☆☆

2009/04/09

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