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回想十年 2 (中公文庫 よ 24-4)

回想十年 2 (中公文庫 よ 24-4)

回想十年 2 (中公文庫 よ 24-4)

作家
吉田茂
出版社
中央公論新社
発売日
1998-10-01
ISBN
9784122032590
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回想十年 2 (中公文庫 よ 24-4) / 感想・レビュー

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ZEPPELIN

新憲法制定において、GHQの草案では昭和天皇が元首から「象徴」となっていた。これに相当な衝撃を受けたことがよく伝わってくる。ただ、陛下自ら「それで良い」という聖断を下され、早く主権を回復してGHQにお帰り願いたかった吉田さんを安堵させたこともよく分かる。また、敗戦直後の日本人の人間性に落胆している様子が興味深く、権利だけを主張する人々、君が代や日の丸を敵視する教師陣、そして阿諛追従が大好きなマスコミと、現代の話かと錯覚してしまうことばかり。総理もなかなか大変である

2015/03/26

うた

新憲法、公職追放対策、文教改革、警察整備に自衛隊、農地改革、労働三法、破防法。それぞれ個別に書かれているので、当然章毎に時系列が前後するわけだけれど、こうやって内容を並べ見ると年代記風に書かれていない理由がよく理解できる。当然全てを書いているわけではないと思うけれど、年代記風には書けないほど複数の出来事が同時進行で行われた十年だったのだろう。

2012/04/21

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