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虹色のトロツキ- (7) (中公文庫 コミック版 や 3-25)

虹色のトロツキ- (7) (中公文庫 コミック版 や 3-25)

虹色のトロツキ- (7) (中公文庫 コミック版 や 3-25)

作家
安彦良和
出版社
中央公論新社
発売日
2000-08-25
ISBN
9784122037069
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虹色のトロツキ- (7) (中公文庫 コミック版 や 3-25) / 感想・レビュー

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Vakira

「日本の軍人は死ぬことを美化しすぎます!すぐに死ねと言う!そして死にたがり他人を殺す!いくら戦争だって人が余分に死ぬ必要はないんです!それだけ悲しむ人も少なくてすむじゃないですか!」ノモンハン国境紛争の最前線で蒙古人少年部隊の指揮をとる事になったウムボルトの叫び。もうトロツキーなんぞ何処へやら、悲惨な戦争場面が続くのみ・・・安彦良和さんアニメーション的職人芸、凄いっす。

2021/11/24

ころこ

村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』でもエピソードとして語られていたノモンハン事件が起こる。劇画の力は偉大だ。実際とは多少の差はあるかも知れないが、これを読むだけで得られる情報は無視できない程、大きい。いくらその時その時で良い判断したとしても、大きなうねりの中ではひとりの人間は無力だ。

2022/10/10

更紗蝦

ノモンハン事件のシーンで、村上春樹の『辺境・近境』に収録されている『ノモンハンの鉄の墓場』という旅行記を思い出しました。

2013/01/06

davi

守らなければいけないと心に決めた麗花と引き離される形でノモンハンの生き地獄へ。実際の歴史というものがそうだから仕方ないがやるせなさに溢れた一冊。時代に翻弄されながらも、抗う個人の姿が印象的。

2017/05/05

でろり~ん

石原莞爾の作戦もトロツキーの気配も、まともな思考も何もない。戦車に竹槍で突っ込むようなと表現された戦いは、本当に行われたのだろう。このマンガが大袈裟にデフォルメされているのではなく、事実、関東軍の将校たちは無能だったと言えるのかもしれない。ノモンハンの戦い、ではなく、事件といわれるほどの悲惨。脱走する正常な精神と、あくまで戦おうとする少年兵たちの気持ち。作者はどういう結末を用意しているというのか。解説は石原莞爾研究家。ほほう、そういう人って居るんですねえ。

2015/06/08

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