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がん患者学 (2) (中公文庫 や 47-2)

がん患者学 (2) (中公文庫 や 47-2)

がん患者学 (2) (中公文庫 や 47-2)

作家
柳原和子
出版社
中央公論新社
発売日
2004-04-25
ISBN
9784122043503
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がん患者学 (2) (中公文庫 や 47-2) / 感想・レビュー

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tjZero

上巻の①長期生存がん患者たちへのインタヴューに続き、この下巻では②医師、弁護士、栄養学や哲学の教授などの専門家へのインタヴューに③著者自身の闘病記…という構成になっている。この①→②→③という並びが秀逸。①と②で読者はこの病に関する予備知識を仕入れ、いわば”インフォームド・コンセント”を受けた上で、③のドキュメントに臨むことになる。そのため、より著者に近い立場で、他人事ではなく読み進めることが出来る。適当な感想とは言えないかもしれないが、圧倒的に”面白い”。ぶ厚い全巻があっという間。

2021/03/20

OHNO Hiroshi

闘病記を読む。他の患者の話は身につまされる、が、本人の話はなんだか鬱陶しさがある。本人には重要でも、他人には他人事だからか。長いようで、短いようで、今現在のようで、過去のようで。あと、一冊闘病日記、そして、再発後の「百万回の永訣」に向かうのだ。今、この瞬間を考ええる。

2018/01/29

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