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SROⅣ - 黒い羊 (中公文庫 と 26-12)

SROⅣ - 黒い羊 (中公文庫 と 26-12)

SROⅣ - 黒い羊 (中公文庫 と 26-12)

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2011-12-20
ISBN
9784122055735
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SROⅣ - 黒い羊 (中公文庫 と 26-12) / 感想・レビュー

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absinthe

今回は針谷が主人公のようにスポットを浴びた。黒い羊、犯人と針谷の意外な共通点。社会の問題を何気なく切り取る、作家の構図がうまい。今回も良く出来てたなぁ。犯人の独白が怖い。読み終わったら、針谷・・・元気出せよ、と励まそう。中央線沿線にこだわる作者だった。

2019/01/25

セウテス

SROシリーズ第4弾。偶数刊なので、本作は前作で護送車から脱走した最凶の連続殺人犯近藤房子の話ではない。しかしそこは作者が巧い、少しだがかなりインパクトのある出演を果たしている。本作は単なる行方不明なのか事件なのかが、最初は分からない始まりであり、SROによって事件の全容が分かってくる迄は、じりじりとした展開です。この物語りは、犯罪を1度でも犯した少年は、更正するのが難しいと言う話ではない。この世には、全く別次元の犯罪者シリアルキラーが存在する、という事なのだ。ラストは衝撃です、益々先の展開が待ち遠しい。

2016/09/04

はつばあば

家族に「黒い羊」?、親でも子でも合わないものは合わないでしょう。まぁ私達庶民の家ではそんなことで気を揉めてるゆとりもヒマもないけどね。被害者と加害者って「袖振り合うも他生の縁」位のもので生死を分けるのよねぇ・・。昨日も北海道で無責任にも人を殺めた人が。本の中じゃシリアルキラーが怖いけど一歩外に出たら・・何が待ち受けているかわからない社会の方が怖い。ハリーが撃った犯人の従妹がジャーナリストで登場したのが、私にとって「房子が次の出番を待ってとぐろを巻いている状態」より怖かった。房子って何者?怖いのか面白いのか

2016/06/22

GAKU

SROシリーズ第4作目。今回は若いシリアルキラーのお話。キャラが確立してきた毎回の登場人物達が笑わせてくれながら、相変わらずのエグイ事件を追って行きます。そして結末は期待通り、またあの彼がやってくれます。ワンパターン的とはいえ、今回も楽しく読ませていただきました。なんだかんだ言いながらこのシリーズ、結構はまってます。次回はまたあの近藤房子が登場してくるので、楽しみです。

2016/05/25

きさらぎ

シリアルキラーの分析が興味深い。昨年の佐世保の事件の犯人なんか、まさしく”黒い羊”。この話の犯人の告白も、とても腹立たしく気分が悪いけれど説得力がある。近藤房子の潜伏生活の様子がちらっと出てきたが、使用している偽名が!!!ものすごい凶悪犯なのに、時々笑える行動をとるなー。 今回”家族”も重要ポイントで、メンバーそれぞれの家族の様子もたくさん出てきた。皆さんいろいろと問題を抱えているようですね。山根の見合い話も面白かった。

2015/02/12

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