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化学探偵Mr.キュリー (中公文庫 き 40-1)

化学探偵Mr.キュリー (中公文庫 き 40-1)

化学探偵Mr.キュリー (中公文庫 き 40-1)

作家
喜多喜久
出版社
中央公論新社
発売日
2013-07-23
ISBN
9784122058194
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「化学探偵Mr.キュリー (中公文庫 き 40-1)」のおすすめレビュー

喜多喜久著の化学ミステリ『化学探偵Mr.キュリー』の読後感が爽やかすぎる!

『化学探偵Mr.キュリー』(喜多喜久/中央公論新社)

 学校で、個性的でおもしろい人たちと、刺激的な時間を過ごす。時間はあっという間に過ぎて、楽しかった思い出が心地よく胸に残る――。

 四宮大学庶務課の新人職員・七瀬舞衣がもちこむさまざまなトラブルや事件を、天才化学者の沖野春彦准教授が解決する『化学探偵Mr.キュリー』(喜多喜久/中央公論新社)シリーズは、そんな爽やかな読後感を感じさせてくれる人気ミステリ小説だ。発売中の6冊の累計部数は47万部を突破しているという。

 舞台は大学のキャンパス。探偵役の沖野はクールで不遇な天才化学者。事件を依頼する舞衣は、庶務課の仕事(事件解決)のため、そして自分の好奇心を満足させるため、沖野をうまく転がして推理させる手腕を発揮するしっかり者。男女のペアだが恋愛要素は薄く(というかほぼない)、話が進むほど、舞衣の沖野転がしの腕があがり、二人の会話はどんどん漫才のようになっていく。本作の魅力は、キャンパスの謎を化学で華麗に解き明かすカタルシスだが、色恋がからまないことで、沖野と舞衣の個性は一層際立ち、作品のおもしろさを引き…

2017/8/21

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化学探偵Mr.キュリー (中公文庫 き 40-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

へくとぱすかる

ガリレオシリーズの好きな人なら、絶対ハマるでしょうね。あちらはサイエンス全般だけど。カバーイラストと違うけど、ドラマ化するなら沖野先生役は、佐野史郎氏にやってほしい。

2013/08/18

射手座の天使あきちゃん

ノーベル物理学賞&化学賞を受賞したマリ&ピエール・キュリー夫妻、この偉大な科学者の名前をニックネームに冠する彼は四宮大学理学部准教授・沖野晴彦 庶務課の七瀬舞衣とともに難事件に挑むこの物語の主人公 頭脳明晰にして長身・イケメンと言えばスーパーヒーローのように聞こえるが、いつしかS系の舞に惹かれ彼女の男友達に嫉妬したり、ストーカー女子にぶっ飛ばされるほどケンカ弱っ!と至って普通・等身大のオジサンである。 さあ、あなたもMr.キュリーとともに大学の内外で巻き起こる脱力系の謎に化学の知識で挑みましょう!(笑)

2017/08/26

おしゃべりメガネ

【レビュアー大賞】初読みの作家さんで、その名のとおり'化学'を扱った探偵モノでした。五編からなる連作集でキャラもわかりやすく、テンポもいいので読みやすいかなと。大学の庶務課に勤務する「舞衣」と准教授「沖野」こと『ミスター・キュリー』がコンビを組んであらゆる'事件'を解決していきます。ちょっとツンデレ具合な「沖野」と、少しばかり強引&熱血?な「舞衣」の組み合わせがなかなか痛快です。それほど化学に詳しくなくても、十分に楽しめる作品なので、シリーズ化されている理由がよくわかります。読みやすい作風で良かったです。

2017/08/01

た〜

微妙。面白くはあるのだけれど、特筆するほどではない。ミステリーではあるけれどあんまり意表をついてくれない。この著者は短篇集より長編の方が好みに合いそうだな。

2015/04/19

takaC

化学と関係あるようなないような感じの事件簿風短編集。結構楽しめたからシリーズ化歓迎。しかし庶務課の新人七瀬舞衣さんのキャラは今のところまだよく分からない。沖野春彦准教授もカレーパン好きなこと以外はまだよく分からない。だからひとまず続きを読みますよ。

2014/11/16

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