KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

江口の里 - 初期短篇集 (中公文庫 あ 32-13)

江口の里 - 初期短篇集 (中公文庫 あ 32-13)

江口の里 - 初期短篇集 (中公文庫 あ 32-13)

作家
有吉佐和子
出版社
中央公論新社
発売日
2014-09-20
ISBN
9784122060159
amazonで購入する

江口の里 - 初期短篇集 (中公文庫 あ 32-13) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Shoji

有吉佐和子さんの初期の作品とのことです。 読みなれたドロドロの人間模様や、社会を深く風刺することも少々遠慮気味。 まだまだ有吉佐和子さん若かったのかしら。

2016/12/26

まある

大好きな作家のひとりである有吉佐和子さんの初期短編集。 期待して読んだが、何かいつもの有吉さんの文章ではない印象。 一言で言うなら、読みにくい。物語に入り込めない。有吉さんらしいテンポもなく、有吉さんが描く色彩の美しさも感じられない。 頑張って読もうとしたが、適わなかった。 わたしの心情が乱れていて、伝わらなかっただけかもしれないので、再読したいと思う。

2015/02/19

YH

やはり、女性同士のせめぎ合いが有吉さんの真骨頂だと思うので、とろろ昆布が一番らしいけれど、人形浄瑠璃や蝶と蚊もすごく良かった。長年、観なきゃと思っている文楽、未だ観ていないので重い腰を上げようと思う。

2014/12/28

真珠

5つの初期短篇集。昭和33年発表。1番好きなのは「蚊と蝶」。差別用語という人もいれば、ちゃんとした職業の名前だという人がいる。目の不自由な人の話なので、微妙なのかもしれない。妻が不貞を働き、夫が策を練る。とにかくあっぱれ!腕に技術さえあればやり直しはできる。今だと書けない小説かもしれない。

2023/06/03

rinrinkimkim

人形浄瑠璃:住大夫師匠の「なほになおなお」にも書かれていた業界分断がテーマ。ビミョーに名前すり替えているけどわかる人にはわかるでしょう。 蚊と蝶:主人公、もう少し早く病院へ行っていたら奥さんになめられずにすんだかも?でも有吉さんらしいラストです。とろろ昆布:前作の子供は誰の子?じゃないけど財布泥棒はだれ? 有吉さんは犯人捜しがテーマじゃなくって罪を擦り付けたり嘘をついたりしながら成り上がる女の「はしたなさ」を読めということなんでしょうな。もう止まらない有吉祭です

2017/04/19

感想・レビューをもっと見る