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ひたすら面白い小説が読みたくて (中公文庫 こ 60-1)

ひたすら面白い小説が読みたくて (中公文庫 こ 60-1)

ひたすら面白い小説が読みたくて (中公文庫 こ 60-1)

作家
児玉清
出版社
中央公論新社
発売日
2017-05-23
ISBN
9784122064027
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ジャンル

ひたすら面白い小説が読みたくて (中公文庫 こ 60-1) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

『疲れたとき、妙に悲しいとき、心が晴れ晴れしないとき、あるいは気持ちは平穏なのになぜか浮き立たずモヤモヤしているとき、なにか人生に物足り無さを感じているとき、もっと元気になりたいとき、傷ついた心を癒したいとき、世の中への失望感に打ちのめされてしまったとき、仕事がうまくいかなくて悩んでしまったとき』児玉さんは佐伯さんの時代小説シリーズのどれかを手に取ると言う。こんな世情だから読書の旅に出かける方も多いだろう。児玉清さんが42作品を溢れる愛と作家への敬意と共に紹介している。好きな方でした。いないのが寂しい。

2022/02/04

KAZOO

児玉さんは本当に読み巧者で本のレビューなど私はいつもご参考にしてきました。海外の本などは訳される前にすでに原書で読んでたりしておられました。これは文庫本の解説を集めたもので内外40冊強の本が取り上げられています。私はけっこう読んだものがあるのですが、あさのあつこさんや市川拓司さんの本を読みたくなりました。

2019/03/27

じいじ

まずもって『ひたすら面白い小説が…』のタイトルが素晴らしい。本好きの気持ちをズバリ代弁しています。わたしは10年前から夢中になって本読みを再開してから、読書家・児玉清氏を勝手に「我が読書の師匠」と決めて、本選びの参考にしてきました。今作は、あの冷静沈着な児玉さんからは、想像できない熱のこもった書評もあって嬉しくなりました。積読本が一向に減らない中、またまた「読みたい本」が出てきて嬉しい悲鳴です。

2021/12/23

ふじさん

本書は、児玉清が書いた文庫解説を集めた一冊。大読書家で知られた彼の文章には、作家への敬愛と物語への愛が溢れている。日本の作品では、かなり読んだことのある本があったが、弥勒の月、永遠の0、夕映え、孤宿の人等の解説は読み応え十分。改めて読むと彼の作品を読む込み、それを書評として書き上げる文章力には驚かされる。本をどのように選び、どう読むかを教えてくれる啓発の本だ。

2021/12/01

AICHAN

図書館本。読書好きで知られる児玉清が、国内外の42の作品について思い入れの強い評論を展開する。例えばこうだ。「読みはじめてすぐに僕は、新しい金の鉱脈を探り当てたような歓喜に包まれた。『柳生薔薇剣』のあまりの面白さに舌舐めずりする思いで宙に向かってヤッホーと叫んだほどだ」という具合。本当に読書が好きで作家に本気のリスペクトをしているんだなあと感じる。ここまで作品を褒められると、読んでみたいなと思わせられる。

2022/01/06

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