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五十坂家の百年 (中公文庫 さ 76-1)

五十坂家の百年 (中公文庫 さ 76-1)

五十坂家の百年 (中公文庫 さ 76-1)

作家
斉木香津
出版社
中央公論新社
発売日
2017-10-20
ISBN
9784122064621
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ジャンル

五十坂家の百年 (中公文庫 さ 76-1) / 感想・レビュー

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真理そら

大矢博子さんの高評価解説で期待値高く読み始めた。4体の白骨死体を掘り起こす場面から始まって、地方の武家屋敷に住んでいた70代の双子の女性が一緒に飛び降り自殺したことから物語が始まる。なんとなく横溝ワールドが展開しそうなのにそうではなかった。4体の白骨は誰なのか、なぜ双子はともに死んだのかという謎を解きながら読み進むことになる作品だった。カバー絵は多くの殺人の発端になる大正時代の女学生だが、大正浪漫のカケラもない内容だった。物語の進み方が淡々としていて読みやすかった。

2022/05/30

ペルー

もっと怖ーい感じの話しかと思ってた。一番怖いのは璃理子かねぇ。双子の蘭子蝶子は凄いけど、あまり怖さは感じなかったなぁ。面白かったのは公子と一枝と二葉の子供時代。この話がどう繋がっていくんだろうと思いながら、謎が解けていくのを一気に読んだ。面白かったです。

2018/09/29

ジンベエ親分

五十坂家の4代に渡る呪われた歴史物語。冒頭、その家の床下から4人の白骨が出てくるシーンから始まり、そこから過去と現在が交互に語られる。戦中戦後に生きた公一郎、その孫の二葉、その従姉妹の娘の由羽が主な語り手で、最初は誰か人名が出てくる度に冒頭の五十坂家の家系図を見ながら読み進めることに。何というか、個性豊かな人ばかりなのですぐに家系図は必要なくなるけど(笑) 本編中で殺された人は4人以外にもいるので、かなり血塗られた歴史なのだが、殺人シーンそのものは描かれないのでグロくはない。さて殺人の連鎖は止まったのか?

2020/01/25

ももんが

★★★☆☆五十家の双子の老姉妹が謎の死を遂げ、五十家の床下から四体の遺骨が見つかる。 過去と現在が交互に場面を変えて物語は進んでいくが・・・ 過去の場面では白黒の映像が流れて不気味な雰囲気に感じました。 双子の老姉妹の過去が明らかになるにつれて口の中が苦くて見てはいけないもの見てしまった気分になりました。

2019/01/01

Yu。

一体なぜ突然に‥ 誰からも畏れられていた母方の双子の大伯母姉妹が互いの気持ちを示し合わすかのように自殺を遂げた‥ またその直後、宅の床下からは謎の4体の白骨死体が発見されるのだが、事の起こりはこの姉妹の両親の代へと遡らなくてはならない。。“人を呪わば穴二つ” という諺がありますが、これは当事者だけの問題ではなく、後々その血筋にも付いて回りかねない事なので、そういった意味でもとても感慨深い。。‥にしても璃理子はいいキャラしてるねぇ(๑´艸`๑)

2018/08/01

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